「ニーチェ先生〜コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた〜」は松駒先生(原作)
ハシモト先生(作画)が『月刊コミックジーン』に2013年から2019年まで連載していましたが2019年1月からはCOMIC BRIDGE onlineに移籍し連載されています。
コミックスは現在12巻まで発売されています。
原作者の松駒さんはコンビニのバイトで起こった出来事をTwitterでつぶやいていました。
そして、2013年にTwitterでまとめがアップされたところ大反響。
瞬く間にRTなどで広がり一躍話題に。これをきっかけにコミックジーンの編集者が漫画化を企画。
松駒さんを中心として人間模様を描いたコメディは人気となり、発行部数は累計240万部を突破しています。
2015年にはドラマCDが発売、2016年にはドラマ化作品が配信・放送された大人気作品です。
本日は、そんな人気作の「ニーチェ先生〜コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた〜」をご紹介します!
「ニーチェ先生」最新話、今回はレジ袋有料化のお話です。https://t.co/LjFAh01hoT
「レジ袋は有料ですが、ご利用になりますか?」って確認するの数秒で済むじゃんと御意見頂きましたが、コンビニのお客様が1日1000人であることは御存知でしょうか? 人手不足の昨今、数千秒の余裕なんて無いです。 pic.twitter.com/rZZxhMhD7x
— 松駒 (@matsu_koma) July 17, 2020
『ニーチェ先生』1巻のあらすじ(ネタバレ)
就職活動をしながら深夜のコンビニでアルバイトをしている松駒。
松駒が勤務しているコンビニエンスストア・スリーセブンに1人の新人、仁井智彗がやってきます。
その新人は「お客様は神様だろうが!」と因縁をつけてくるお客さんに対して、「神は死んだ」とドイツ人哲学者フリードリヒ・ニーチェの名言を言い放ちその場を収めます。
この名言は、『人生とは不条理なものだが神に頼るな その運命を愛せる超人になれ』と人々に説いたという意味です。
その後、自己紹介となりますが新人の仁井は松駒と面接であっているにも関わらず憶えていません。
そのことを指摘した松駒に対して、仁井は座右の銘は「初心忘れべからず」と回答します。
松駒は、常識という言葉が通じない彼の言動に手こずりながらも興味が湧いてきます。
他にも、仁井は接客業でありながら一切お客さんを歓迎せず迷惑な客に対しては、あらゆる手段を使って排除するような行動をとります。
他の店員とは違った行動や言動の仁井に関心を持った松駒は、ひそかに仁井のことを「ニーチェ先生」と呼び、彼を観察していくことに・・。
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『ニーチェ先生』 登場する個性豊かな人々
この話の面白いところは、ニーチェ先生以外にも個性豊かな人がたくさん登場してくることです。
バイト先の先輩は、金にがめついており給料のほとんどを宝くじに使うので宝くじ先輩と呼ばれています。
コンビニのオーナーは、売れそうもない不人気商品を引き当てるのが得意でさらには売れ筋の悪い商品を大量発注するというだめっぷり。
ニーチェ先生の後に入ってきた新人は、爽やかな青年のように見えて家の職業が怪しかったりする謎多き人です。
他にも、松駒の幼馴染はニーチェ先生に恋してストーカーになったり、本部からきたスーパーバイザーは虚弱体質だったりと出てくる登場人物のキャラが濃すぎて飽きることがありません。
主人公の松駒も、一見常識人のように見えておっさんが好きな属性持ちだったりして普通じゃないです。
キャラの濃さだけでなく、話の中には接客業をしている方からすれば共感できる部分や爽快感もある瞬間があります。
逆に、接客をしていない方からすればこんな苦労があるのかと思う部分もあれば温かい話もあるんだなとほっこりするような良い話もあって楽しく読めます。
こんな期待の大型新人が本当にいるコンビニなら一度は来店してみたいものです!
『ニーチェ先生』 実写ドラマ化
ニーチェ先生ですが、実は漫画だけでなく実写ドラマ化もされています。
2016年にHuluで配信が開始されており、脚本と演出は『今日から俺は!!』や『銀魂』の実写を担当した福田雄一さんです。
出演者は松駒役を浦井健治さん、ニーチェ先生役を間宮祥太朗さん、オーナーを佐藤二朗さんなど有名な方が演じています。
ニーチェ先生に恋する松駒の幼馴染役は松井玲奈さんが演じたのですが、SKE48卒業後初の連ドラ出演がこれだったそうです。卒業後初の連ドラ出演が、ストーカー女子とぶっ飛んだ役のため当時話題になりました。
この作品は実写だけでなく、過去にはドラマCD化もされており、なかなかの人気作品です。
何度でも読み返したくなる作品なので、ニーチェ先生に少しでも興味を持った方はぜに読んでみてください。
『ニーチェ先生』 様々な人間模様
ニーチェ先生だけでなく、個性が豊かなバイト仲間や幼馴染もこの物語にどんどん関わってきます。
給料のほとんどで宝くじばかりを買う宝くじ先輩、売れない商品ばかり大量発注するオーナー、仁井のストーカーとなった松駒の幼馴染、本部からきたスーパーバイザーは虚弱体質など、常識人の松駒の周りはますますにぎやかになっていきます。
他に良いバイト先があればあっさり辞めるといっていたニーチェ先生がどこまでコンビニ店員として残るのか?
この話の一番気になるところです。
まとめ
「ニーチェ先生〜コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた〜」は世代を問わず人気の作品です。
ストーリーは予想ができない出来事の連続で笑いながら読むことができます。
コメディが好きな方にはハマる作品だと思います!
これを機に触れてみてはいかがでしょうか。
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