大相撲九月場所で初優勝を果たした関脇正代が大関に昇進しました!
そこで今回は、大関に昇進した正代関のプロフィールや経歴を紹介していきます!
さらに、大関や横綱に昇進した時は伝達式を行うのですが、伝達式で正代関が述べた口上も紹介していきたいと思います!
最後まで楽しんでいってください!
正代のプロフィール!
四股名:正代直也(しょうだい・なおや)
本名:四股名と同じ
所属部屋:時津風
生年月日:平成3年(1991年)11月5日
出身地:熊本県
身長:184cm
体重:175kg
血液型:A
得意技:右四つ・寄り
小学1年生の時に相撲に出会い、小学5年生でわんぱく相撲の全国大会に出場、高校時代には国体相撲少年の部で優勝を経験しました。
東京農業大学2年の時に学生横綱となり、大相撲の「幕下15枚目格付出」の資格を取り、この時大学を辞めて角界(プロ)に入ると初土俵が幕下で相撲を取れていました。
この付出というのは、アマチュア時代に優秀な成績を収めた力士の地位を優遇する制度で、付出で出場した力士はその場所の番付に載らずに幕下で相撲を取り、その場所の成績によって翌場所の地位が正式に決まる特殊な制度です。
幕下15枚目格付出の有効期限は1年間で、失効すると再度付出格が対象の大会で好成績を収める必要があります。
付出格を取得出来なかったり失効したまま角界に入ると、番付に載らない「前相撲」からのスタートとなります。
ところが正代関は、大学卒業を優先していたため、退学せずに学業と相撲を両立していました。
大学卒業後、時津風部屋に入門し、2014年三月場所で初土俵を踏みましたが、大学2年以降はタイトルを獲得することが出来なかったので、初土俵は前相撲から踏みました。
しかし、元学生横綱の実力は伊達じゃなかった!
序の口から三段目までは全て一場所通過、幕下は僅か3場所で通過し、2015年七月場所後に新十両昇進を果たしました。(序の口優勝、幕下優勝を1回ずつ達成)
新十両で迎えた2015年九月場所では11勝4敗、翌十一月場所では13勝2敗で十両優勝を達成し、翌一月場所の新入幕も決めました!
初土俵から9場所で新十両、11場所で新入幕という凄まじいスピードで突き進む正代関は、新入幕だった2016年一月場所で10勝を挙げ初の三賞(敢闘賞)を受賞しました。
ちなみに、初土俵から所要11場所での三賞獲得は、年6場所制が定着した1958年以降最速の記録です!(幕下付出は除く)
翌三月場所も勝ち越し、東前頭二枚目で迎えた五月場所は横綱大関に6連敗を喫した影響で最終的に6勝で場所を終え、自身初の負け越しを経験しました。
初土俵から13場所負け越し知らずで突き進んだ破竹の勢いも、横綱大関の壁はぶ厚かったわけですね。
正代関が新入幕だった2016年一月場所といえば、当時大関だった琴奨菊関が日本出身力士として10年ぶりに優勝を果たした場所で、この場所琴奨菊関に唯一土を付けたのが、兄弟子の豊ノ島関(現:井筒親方)だったんですよね。
今回正代関が優勝したことを井筒親方はとても喜んでいると思います。
その後は十両へ陥落することはありませんが、前頭上位~中位と三役を行ったり来たりで中々三役に定着することが出来ませんでした。
そんな正代関に転機が訪れたのが2020年!
一月場所では徳勝龍関に惜しくも及びませんでしたが、千秋楽まで優勝争いに加わり、幕内で自身最高の13勝を挙げ、七月場所では三役で初めて2桁勝利(11勝)を挙げ、復活優勝を遂げた照ノ富士関に勝利するなど千秋楽まで優勝争いに加わりました。
そして九月場所、13勝を挙げ三度目の正直で悲願の初優勝を果たし、その功績が称えられて場所後に大関へ昇進しました。
伝達式の口上は『至誠一貫』!
場所から3日後に開催される翌場所の編成会議で、大関や横綱に推挙される力士がいる場合、臨時の理事会を経て承認されます。(横綱の場合は横綱審議委員会の賛否も必要)
承認後、推挙された力士が所属している部屋(地方場所の場合は所属部屋の宿舎)に相撲協会から使者が訪れ、力士と部屋に所属している親方と女将さんにその旨を伝える「伝達式」が行われます。
伝達式では力士自身が、大関や横綱としての意気込みを述べる「口上」を行いますが、その口上は力士によって様々で、近年では口上に四字熟語を加えることが多くなっています。
正代関は口上に四字熟語を加えることを宣言しており、注目の伝達式では
「謹んでお受けします。大関の名に恥じぬよう、至誠一貫の精神で相撲道を邁進して参ります。」
と口上を述べました。
伝達式で正代関が述べた四字熟語「至誠一貫(しせいいっかん)」の意味は、「最後まで誠意を貫き通すこと」です!
正代関らしい四字熟語ですね!
新大関として迎える十一月場所!
新大関として迎える十一月場所は、本来だと福岡県で開催される「九州場所」で、熊本県出身の正代関にとってはご当所場所となります。
ところが、今年は新型コロナウイルスの影響で、十一月場所は東京で開催することが濃厚となっているので、残念ながら九州に凱旋することが出来ません。
しかし、場所がどこであれ今の正代関は上位でも安定して勝てる力があるので、十一月場所も優勝争いに加わる活躍が出来ると期待しています。
まとめ
今回は、九月場所で優勝を果たし大関に昇進した正代関のプロフィールや経歴と、伝達式の口上について紹介していきました!
正代関のさらなる活躍に注目です!
最後までご覧になっていただきありがとうございました!
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