第97回目となる今年の箱根駅伝は、往路は創価大学が出場4回目で初優勝を果たし、復路でも10区21km地点までトップを守っていましたが、2位の駒澤大学が鶴見中継所で3分あった差を一気に詰めて大逆転優勝を果たしました!
今回は、終わったばかりの箱根駅伝2021の最終結果を発表していきます!
箱根駅伝2021最終結果を発表!
上でも述べたように、今回は駒澤大学が10区終盤である21km地点でトップを走っていた創価大学に追い付き、日本橋手前で一気に引き離し、最終的に52秒差を付ける大逆転優勝を果たしました!
それでは最終結果を発表していきます!
総合順位
優勝:駒澤大学(10時間56分04秒)
2位:創価大学(10時間56分56秒)
3位:東洋大学(11時間00分56秒)
4位:青山学院大学(11時間1分16秒)
5位:東海大学(11時間2分44秒)
6位:早稲田大学(11時間3分59秒)
7位:順天堂大学(11時間4分03秒)
8位:帝京大学(11時間4分08秒)
9位:國學院大學(11時間4分22秒)
10位:東京国際大学(11時間5分49秒)
11位:明治大学(11時間6分15秒)
12位:中央大学(11時間7分56秒)
13位:神奈川大学(11時間8分55秒)
14位:日本体育大学(11時間10分24秒)
15位:拓殖大学(11時間10分47秒)
16位:城西大学(11時間11分20秒)
17位:法政大学(11時間13分30秒)
18位:国士舘大学(11時間14分07秒)
19位:山梨学院大学(11時間17分36秒)
OP参加:関東学生連合(11時間18分10秒:参考記録)
20位:専修大学(11時間28分26秒)
※赤太文字は優勝。青太文字は来年(第98回大会)のシード権獲得校
往路優勝:創価大学
復路優勝:青山学院大学
記録メモ
駒澤大学の総合優勝は、第84回大会(2008年)以来13年ぶり7回目。
10区での逆転優勝は、第77回大会(2001年)の順天堂大学以来20年ぶり。
全中継所1位通過無しでの総合優勝は、第63回大会(1986年)の順天堂大学以来35年ぶり。
創価大学の往路優勝は、大学史上初めて。
青山学院大学の復路優勝は、第95回大会(2019年)以来。(総合優勝は東海大学。青山学院大学は総合2位)
総評
まず、今回は新型コロナウイルスの影響で開催自体が危ぶまれていましたが、選手や関係者達の努力や熱意により今年も無事に開催されました。
箱根駅伝を毎年楽しみにしている者としてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
そして今大会は、箱根駅伝の歴史に残る大逆転劇でした!
9区鶴見中継所の地点で1位創価大学と2位駒澤大学の差は約3分だったので、トップに異変が起きない限り逆転は不可能な状態でした。
誰もが創価大学の初優勝は間違いないと思っていたかもしれませんが、何が起きるか分からないのが箱根駅伝!
トップを走っていた創価大学の小野寺選手が失速し、2位駒澤大学の石川選手が21km地点で追い付き、日本橋手前で一気にスパートをかけて引き離し、復活優勝のゴールテープを切りました。
駒澤大学は昨年11月の全日本大学駅伝に続き今シーズンの大学駅伝二冠を達成しました。
そして、平成では何度も優勝を果たしてきた駒澤大学が、遂に令和になって優勝を果たしました!
あと少しのところで優勝を逃してしまった創価大学ですが、大会前は総合3位を目標にしていたので、往路優勝付きの目標達成という大躍進を遂げました。
連覇を目指した青山学院大学ですが、やはり往路の大ブレーキが影響しましたね。
往路12位は誰も予想していなかったと思いますね。
もしかするとシード権を失うのではと心配していましたが、流石は常勝軍団!
復路は強い走りが戻り、往路から順位を8つ上げ総合4位で終えました。
元々往路3区には主将の神林選手が走る予定でしたが、大会直前で負傷したことで無念の欠場となりました。
さらに、前回2区で好走し優勝に貢献した岸本選手が欠場したことも影響しており、ベストメンバーではありませんでしたが、区間賞無しでも復路優勝を果たす力があるので、選手層が厚く総合力が強いと改めて実感しました。
前回まさかの総合10位に終わった東洋大学は、優勝こそ逃しはしたものの、総合3位と復活を遂げました。
次回大会の考察
気が早いですが、来年の第98回大会について少し考察していきましょう!
次回は駒澤、東洋、青山学院の3つ巴になりそうですが、創価大学は今回活躍した主力選手が多数残るので、次回大会も台風の目となりそうです。
ただ、総合力だと駒澤、東洋、青山学院よりも劣っており、必ず創価大学対策を練ってくることは間違いありません。
創価大学の優勝は今回以上に厳しくなってくるので、上記の3校で優勝争いを繰り広げていきそうですね。
ただ駒澤大学は、エースの田澤選手を中心に下級生の活躍が目立っていたので、連覇の可能性は十分にあります。
駒澤大学と青山学院大学は復路が強いチームなので、往路で3位以内に入ると復路で逆転出来る可能性が極めて高いです。
東洋大学は逆に往路が強いので、今回のように往路で2位に入ったうえで、復路に有望な選手を揃えることが出来れば優勝の可能性はあります。
しかし、東洋大学は、誰かがズバ抜けているわけではなく、全員でその1秒を削り出して箱根を制するチームなので、総合力は全チームの中で最も高いです。
全区間で区間上位に入るようなら東洋大学が優勝するのかもしれません。
ただ、箱根駅伝はコンディションも鍵になってくるので、今回のように低温で風が強ければ強豪校でも優勝どころかシード権獲得すら保証出来ないかもしれないので注意が必要です。
まとめ
今回は箱根駅伝2021(第97回大会)の最終結果を発表していきました!
駒澤大学の皆さん、優勝おめでとうございます!
そして、選手や関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした!
今回はコロナの影響で沿道での応援は自粛となりましたが、来年はいつものように沿道に大勢の声援が帰ってくることを願っています。
最後までご覧になっていただきありがとうございました!
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