東京オリンピックは史上初の無観客で開催されましたが、選手達の活躍もあり大きな盛り上がりを見せました。
本来なら、各会場で満員の観客の前で活躍する選手を見れるはずでしたが、盛り上がったとはいえ、やはり歓声が無いと寂しいですね。
その無観客での開催となった原因として、東京や全国各地でのコロナの感染拡大により、緊急事態宣言が発令されたことです!
オリンピックが開催されると1日の感染者は全国で感染者が急激に増え、東京だけでも1日の感染者数が4桁なのは当たり前になってきています。
歯止めが効かなくなってしまったコロナの感染拡大ですが、なぜここまで感染が拡大したのか徹底的に検証していきたいと思います。
また、海外では感染が拡大している都市や国内全域を対象とした「都市封鎖(ロックダウン)」を行っている国があり、日本でも都市封鎖を行うべきだとの声も聞こえてきますが、日本で都市封鎖の可能性があるのかについても解説していきます。
現在の感染状況は?
8月19日時点での感染者数は、東京で5534人、大阪で2443人、神奈川で2340人、埼玉で2170人と、大都市での1日の感染者数が4桁を超えるのは当たり前となってきています。
そしてこの日の全国の感染者数は25162人と、2万人を超えてきています。
現在、東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、沖縄の6都府県に出されている緊急事態宣言は9月12日までに延長し、8月20日から茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の7府県が追加されました。
感染拡大が止まらなくなっていますが、なぜこのような事態が起こったのでしょうか?
感染拡大の責任は?
ここまで感染が拡大してしまったのは、「政府と国民の責任」です!
では、それぞれどのような責任があるのでしょうか?
国民の責任
国民はコロナの被害者ですが、感染拡大の責任は無いとは言い切りません。
コロナで飲み会などを我慢している人が多いですが、その人達と同じように、我慢せずに大人数でマスクを着けずに大声で騒いでいる人も多いです。
コロナが1日でも早く終息し元の生活に戻れることを信じて我慢している人を嘲笑うかのように騒いでいる姿をテレビなどで見掛けると本当に胸が痛いです。
また、飲食店じゃなくても、自宅などで人を呼んでホームパーティーをしているパターンもあり、そこでクラスターが発生していることも少なくないので、我慢していない人達はコロナが怖くないのでしょうか?
最近は若い世代で感染者が増えていますが、恐らく、若い人達はコロナに対する危機感が無い人ばかりではないとは思うのですが・・。
コロナを甘く見ているということでしょうか?
若い人はコロナに感染しても重症化しにくいのは間違っていませんが、知り合いが軽い風邪みたいな症状だったからコロナは大したことないと勘違いしている人がいるのではないでしょうか?
コロナは風邪やインフルエンザのような症状に加えて、味覚・嗅覚障害や回復しても後遺症が残る恐れがある恐ろしいウイルスです!
テレビやネットで散々ニュースで流れていたのに・・・
しかも、自分達が感染を広げているのに、そのことを全て政府や行政の対策が悪いからと押し付けて自分達は悪くないと言い張る人もいるようです。
我慢をして自粛していない人達は、自分の事しか考えず他人を思いやることが出来ない、心の弱い人なのでは?!
もしこういう人達がもっと自粛に協力していれば、オリンピックも無観客で開催されなかったのかもしれません。
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政府の責任
たしかに、自粛に協力しない一部の国民にも責任がありますが、その人達も最初は自粛に協力していたと思います。
その国民の協力に応えず何もしなかった政府や行政の迷走や失策が、国民に我慢の限界をもたらしたのではないでしょうか。
遡ってみると、昨年4月に第一波が訪れた時に最初の緊急事態宣言を出し、後に全国に宣言の地域を拡大し大規模な自粛を要請しました。
同時に経済対策として、国民1人に一律10万円を支給する「特別定額給付金」が支給され、その甲斐あって、全国で感染者が大幅に減少し、東京でも1日5人のみという日があり、終息の一歩手前まで行きました。
しかし政府は、成果が出たことに気を良くしたのか、Go.Toトラベルなどのキャンペーンを実施したことで感染者が増えてしまい、国民の協力が水の泡になってしまいました。
今年に入ってから緊急事態宣言が3回出されているにも関わらず、今回は対象地域を限定しているからという理由で特別定額給付金の再支給などの経済対策や医療対策の強化などはほとんど行っていません。
極めつけは、絶対にルールを守らなければいけないであろう国会議員や官僚がルールを破って大人数で会食や宴会などを行っており、このような政府の迷走や政治家、官僚の失態に、国民の我慢は限界を迎えてしまったわけですね。
ただ、Go.Toキャンペーン自体はとても良い経済政策だと思っています。
問題は、そのキャンペーンを実施した時期がマズかったことです!
コロナが完全に終息してから実施しても良かったのに、なぜあのタイミングで踏み切ったのか不思議です。
政治家も官僚もコロナを甘く見ていたということですね。
我慢の限界が来て自粛に全く協力してくれない国民も悪いですが、どちらかというと、政府のコロナ対応の悪さの方に責任があるのではと思います!
国会議員(特にベテラン議員)は我々国民の税金で生活してるのに国民に還元しない。むしろ、一般国民を嘲笑って自分達だけが私腹を肥やしている。
国民の為に働くとか言っておきながら、全く国民の為に働こうとしないし、野党もパフォーマンスだけの批判で中身は薄っぺらでやる気なし。
結局、政府も官僚も自分の事しか考えていない人ばかりということが、今回の件でハッキリしたような気がします。
特に高齢のベテラン議員はアップデート機能が無いので、考え方が未だに昭和のままで頭が硬い、欲と利権にまみれた、ろくでなしの老いぼれに見えてしまいます。
こんな人達が日本の舵を取っているので、一刻も早く頼りがいのある若い人に世代交代してほしいです!
都市封鎖(ロックダウン)の可能性は?
都市封鎖については、菅首相は消極的な考えですが、ロックダウンは現実的ではないと思います。
昨年と違って現在はワクチン接種が進んでおり、感染者も若い世代が中心となっているので、若い世代にももっとワクチン接種が進めば感染を抑えられる可能性があります。
それに、仮に都市封鎖をしたとしても効果は一時的かもしれないので、都市封鎖よりも、昨年4月に実施した、1回目の緊急事態宣言のように、全都道府県を宣言の対象にしたうえで、生活に必要な物資を購入する商業施設以外を全て休業にした方が効果があると思います。
もちろん補償もセットで、全国を対象にした場合は、特別定額給付金の再支給や休業店舗への補償、医療機関の対応強化も避けては通れないと思います。
ただ、いくらそのことを叫んでも、思いやる心が無いロボットのような政府には届くとは到底思えませんので、コロナを収束させるには、私達1人1人がコロナに感染しないように対策することが改めて重要です。
と言っても、もう我慢出来ない人達にもこのような言葉が響いていないのが悲しいですね・・・
これが日本人の国民性でしょうか? 日本人は自己中心的な人が多いのでしょうか?
まとめ
日本国内でコロナの感染者が爆発的に増えたのは、他人を思いやる心を持たない自己中心的な国民と政府の一部が招いたことによる惨事です!
そして都市封鎖の可能性は、現在では実施するのは極めて難しいですが、昨年4月の緊急事態宣言のような対策なら可能です。
一日でも早くコロナの猛威が収まり、私達が元の生活に戻れるように頑張っていきましょう!
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