東京五輪ではメダルラッシュに沸いた日本ですが、その中でも「男子サッカー」は注目されていましたよね。
メキシコ五輪以来53年ぶりのメダル獲得に挑みましたが、惜しくもあと一歩及びませんでした。
しかし、ベスト4という好成績は大変立派です!
ところで、グループリーグは過去にW杯で優勝経験があるフランスや金メダルを獲得したメキシコと同じ組に入り、大会前はグループリーグ突破は厳しいと言われていました。
しかし始まってみれば、日本はグループリーグを史上初めて「全勝で突破」しましたね!
そのグループリーグ3試合全てで得点を決めたのが「久保建英」選手です!
今回は、東京五輪でベスト4に貢献した久保建英選手について紹介していきたいと思います!
最後まで楽しんでいってください!
久保建英さんのプロフィール!
名前:久保建英(くぼ・たけふさ)
生年月日:2001年6月4日
出身地:神奈川県川崎市
身長:173cm
体重:67kg
ポジション:MF
所属:レアル・マドリード(現在はレンタルで「マジョルカ」に所属:共にスペイン)
3歳の時にサッカーを始め、小学3年生だった2010年に、川崎フロンターレの下部組織に入団。
翌2011年8月にFCバルセロナの下部組織「カンテラ」の入団テストに合格し、スペインに渡ります。
この頃から日本のメディアは久保建英選手を取り上げ、日本国内で注目され始めました。
2年後の2013年には、2020年の夏季オリンピックの開催地が東京に決まり、この頃から東京五輪で活躍が期待される注目選手の一人と話題になっていました。
このまま順調に実力を積んでFCバルセロナのトップチームまで駆け上がるのか期待されていましたが、2015年にFCバルセロナがFIFAから「18歳未満の外国人選手獲得・登録違反による制裁措置」を受けて、この影響により久保建英選手は公式戦出場停止処分が続いたため、3月に日本に帰国しました。
帰国後、FC東京の下部組織に入団し、2016年には中学3年生ながらFC東京U-18に飛び級昇格、同年9月にトップチームと2種登録され、11月5日に行われたJ3リーグのAC長野パルセイロ戦に後半途中から出場し、Jリーグ史上最年少記録を塗り替えました。
翌年2017年5月3日に行われたルヴァンカップ第4節の今さどーる札幌戦で後半途中から出場し、チップチームデビューを果たすとともに、21世紀生まれ初のJリーガーが誕生しました。
また同年11月にFC東京とプロ契約を結び、プロ契約から間もない11月26日のJ1サンフレッチェ広島戦で後半途中から出場し、J1デビューを果たしました。
16歳5ヶ月22日の出場は、歴代3位の年少記録となりました。
2018年シーズンは開幕戦からトップチームの試合に出場していましたが、ロシアW杯前後から主戦場がJ3になっていたことに危機感を覚え、同年8月に横浜F・マリノスへ期限付き移籍をしました。
マリノスでは4ヶ月間の短い期間だったとはいえトップチームで公式戦に何試合も出場したことでメンタル面でも強くなり大きな収穫を得ていたとのことです。
FC東京に復帰した2019年シーズンは、開幕からスタメンに定着し、チームの主力選手となりました。
レアル・マドリードへ移籍
チームがリーグトップを走っていた2019年6月、スペインの名門「レアル・マドリード」への完全移籍が発表されました。
バルセロナの下部組織で育った久保建英選手は、バルセロナに復帰するという声も多かったですが、まさかライバルのクラブへ移籍することに驚いた方も多いのではないでしょうか。
プレシーズンツアーはトップチームに帯同しましたが、1年目はBチームで実力を付けるプランがあったので、最初はBチームで過ごすのかなと思っていましたが、やはりここは久保建英選手。
さらなる高みを目指し、同じスペインリーグで1部に昇格した「マジョルカ」へ期限付き移籍することになりました。
シーズン序盤はベンチを温めることが多かったですが、2020年に入ってからマジョルカの主力の1人となり大きな活躍を見せスペイン国内外からも注目されましたが、チームは1シーズンで2部へ降格しました。
新シーズンは1部の「ビジャレアル」へ移籍しましたが、ほとんど出場機会へ恵まれず2021年1月「ヘタフェ」へ移籍しました。
しかしヘタフェでも出場機会が少なかったのですが、5月16日のレバンテ戦でチームの残留を決める決勝点を決め、チーム残留に貢献しました。
そして東京五輪後の8月11日、1シーズンで1部復帰を果たしたマジョルカへ1年間の期限付き移籍で再加入し、今シーズンは再びマジョルカでプレーしています。
広告
-
U-NEXT<ユーネクスト>
今月のU-NEXTツイッター➡U-NEXT公式ツイッター
今月のU-NEXTブログ ➡U-NEXT公式ブログ
・「小田和正 クリスマスの約束」を見る
・「らんまん」を見る
・「VIVANT」を見る
・「ドキュメント72時間」を見る
・「光る君へ」を見る
日本代表
日本代表では、2016年にU-16代表に初めて選出され、同年11月に東京五輪世代となるU-19代表に飛び級で選出されました。
五輪世代の代表に15歳5ヶ月20日で選出されるのは史上最年少でしたが、中学生で選出されるのは史上初のことでした。
3年後の2019年5月、キリンチャレンジカップを控えるA代表に初めて選出され、21世紀生まれの選手が初めて選出されました。
そして1ヶ月後の6月、東京五輪世代を中心に挑んだ「コパ・アメリカ(南米選手権)」でグループリーグ3試合全てに出場し、海外からも高い注目を集めました。
日本代表では東京五輪までは五輪世代を優先していましたが、A代表にも呼ばれることも多かったです。
東京五輪
東京五輪では、冒頭でも述べたように、初戦の南アフリカ戦、次戦のメキシコ戦、グループリーグ最終戦のフランス戦の全てで得点を挙げました。
3試合の得点全てが先制点で、久保建英選手のゴールを皮切りにチームは勢いに乗り、厳しい組み合わせとなったグループAを全勝で突破しました!
しかし、決勝トーナメント以降では、準々決勝のニュージーランド戦、準決勝のスペイン戦、3位決定戦のメキシコ戦では得点を決めることが出来ませんでした。
チームはベスト4という好成績を残しましたが、金メダルを目指していた久保建英選手とチームは悔しい結果に終わり、3位決定戦のメキシコ戦の試合終了後、人目をはばからずピッチで泣き崩れる久保建英選手の姿が印象的でした。
久保建英選手のことを想うとカメラを向けてほしくはありませんでしたが、それだけこの東京五輪に懸けていたことがよく分かります。
久保建英がレアルやA代表で活躍する可能性は?
先程も述べたように、今シーズンの久保建英選手は、移籍したシーズンに所属したマジョルカでプレーしています。
ただ、マジョルカには「期限付き移籍(レンタル移籍)」での加入なので、将来的にはレアル・マドリードでプレーする可能性も十分ありますが、何せスター揃いの「銀河系軍団」と呼ばれているクラブですからね。
レンタル移籍などで経験を積まないとトップチームでレギュラーを奪うのは他のクラブよりも極めて難しいです。
それならいっそ、レンタル移籍先に移籍金を払って選手を獲得する「完全移籍」という選択肢もあります。
仮に今シーズン久保建英選手がマジョルカで活躍し、欠かすことの出来ない主力選手となれば、マジョルカはレアルに対して久保建英選手の買い取り(完全移籍)を要求するのかもしれませんね。
いくらビッククラブに所属していても試合に出られなければ飼い殺しになるので、久保建英選手は将来の活躍を考えると、レアルを離れる決断をするかもしれませんね。
いずれにせよ、試合で自分を使ってくれるのであればビッククラブに固執必要はないと思います。
次にA代表での活躍ですが、9月2日と7日に行われたカタールW杯アジア最終予選のメンバーに久保建英選手は召集されており、今後もA代表に呼ばれる可能性は極めて高いです。
人柄、技術、運動量などは申し分ないので、森保監督はA代表の主力選手として久保建英選手を起用するのは間違いないですね。
そしてもし日本が最終予選を突破出来たら、来年開催されるカタールW杯のメンバーに選ばれるかもしれませんね。
このまま順調に行けばの話ですが。
パリ五輪出場の可能性は?
東京五輪世代と言われていた久保建英選手ですが、実は3年後のパリ五輪世代でもあります。
パリ五輪は「2001年1月1日以降に生まれた選手+オーバーエイジ(年齢制限なし)3人」が対象となるので、久保建英選手はパリ五輪に出場出来る資格はあります。
ただ久保建英選手は以前あるインタビューで「東京五輪出なければ、もうオリンピックは出ないだろう」と述べていたので、オリンピックは東京で最後になるかもしれませんね。
しかし今回とてつもなく悔しい思いをしたので、もしかすると気持ちが変わってパリ五輪に出場するという可能性もあります。
ただ、オリンピックは個人がいくら出たくても「クラブが容認しなければ出場出来ない」ルールがあります。
FIFAが主催する国際AマッチやFIFAワールドカップ、大陸選手権への選手の派遣は拘束力がありクラブ側は拒否することが出来ませんが、オリンピックなど国際Aマッチ以外の試合の選手の派遣には拘束力がないので、クラブ側は選手の派遣を拒否することが出来ます。
選手の派遣を拒否するということは、それだけクラブ側は選手を大切な存在だと証明しているので、仮に久保建英選手がパリ五輪に出場したくても、この時に所属しているチームの主力選手となっていた場合、クラブは派遣を拒否するのかもしれないですね。
もしそうなっていたらパリ五輪で久保建英選手を見ることが出来ないのは残念ですが、それだけ活躍しているということなので、クラブにとっても日本サッカー界にとっても良いことなのではないのでしょうか。
まとめ
今回は、東京五輪男子サッカーでベスト4に貢献した久保建英選手について紹介していきました!
最後までご覧になっていただきありがとうございました!
コメントを残す