大相撲初場所で3回目の優勝を果たした関脇「御嶽海」が場所後に大関昇進を果たしました。
今回は、大関昇進を果たした御嶽海関について紹介していきます!
また、大関昇進の伝達式の口上についても紹介していきたいと思います!
最後まで楽しんでいってください!
御嶽海のプロフィール
名前:御嶽海久司(みたけうみ・ひさし)
生年月日:1992年(平成4年)12月25日
出身地:長野県木曽郡上松町
身長:180cm
体重:169kg
血液型:O型
得意技:突き・押し
所属部屋:出羽海部屋
入門まで
日本人の父、フィリピン人の母の間に生まれたハーフ。
小学1年の時に相撲を始め、小学5年生の時に全日本小学生相撲優勝大会で2位になったことがあります。
東洋大学時代は力強い突き押しを武器に、個人タイトル15個、4年時の11月に学生横綱、12月にアマチュア横綱になり、現行基準では、市原(清瀬海)、遠藤に続き3人目となる「幕下10枚目格付出し」の資格を得ました。
しかし、当時の御嶽海関はプロ入りする意向はなく、和歌山県庁に就職が内定し、就職後に家族と一緒に和歌山で暮らそうと考えていましたが、出羽海親方などの説得により、大学卒業を控えた2015年2月に出羽海部屋へ入門しました。
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初土俵から一気に幕内へ
入門直後の3月場所で初土俵、幕下10枚目格付出しもあり、翌5月場所は東幕下3枚目で6勝1敗と勝ち越し、7月場所で新十両昇進を果たしました。
所要場所で十両昇進を果たすのは11人目でした。
そして昇進場所の7月場所で11勝4敗で十両優勝を果たし、翌9月場所で12勝3敗の好成績を収め、11月場所で新入幕を果たしました。
初優勝
初土俵から1年が経った2016年は幕内が主戦場となり、11月場所では小結に昇進し、初めての三役を経験しました。
この場所は、上位陣に苦戦し6勝9敗と負け越し三役陥落。
御嶽海関にとってほろ苦い三役デビューでした。
2017年は、西前頭筆頭で迎えた1月場所は11勝4敗の技能賞を受賞し3月場所で三役復帰、7月場所で新関脇に昇進しました。
そして2018年7月場所、西関脇で臨んだこの場所は初日から11連勝と好調で、13勝2敗で初の幕内最高優勝を果たしました。
御嶽海の優勝は、幕内最高優勝の制度が導入されて以来、長野県出身力士が初めて優勝する快挙となりました。
また、出羽海部屋の力士の優勝は、1980年1月場所の横綱・三重ノ海(先代武蔵川親方)以来38年ぶりでした。
2度目の優勝!しかし低迷が続く
2019年9月場所では、貴景勝との優勝決定戦で勝ち12勝3敗で2度目の優勝を果たします。
初めて優勝した時期から大関候補と言われており、2度目の優勝の時には今度こそと期待されていました。
ところが、その後は好不調の波が激しく、三役から陥落することもありました。
3度目の優勝!大関へ
大関昇進の目安とされる「三役で直近3場所33勝」ですが、御嶽海は関脇の地位で、2021年9月場所は9勝、翌11月場所は11勝と好成績を残しており、1月場所の成績次第で大関昇進のチャンスがありました。
1月場所前の時点で、20勝を挙げているので、1月場所は「13勝以上」で大関昇進の目安に届きます。
しかし、昇進問題を預かる審判部の伊勢ケ濱審判部長は、「全勝優勝が条件」と極めてレベルの高い注文を付けていました。
これが本気だったのかはさておき、この場所の御嶽海は初日から8連勝を挙げ、2敗を喫して全勝優勝は逃したものの、千秋楽で照ノ富士に勝ち、13勝2敗で3度目の優勝を果たしました。
ちなみにこの場所は、2敗で優勝争いトップの御嶽海が、3敗で追っていた照ノ富士に敗れた場合、既に12勝3敗で取り組みを終えていた平幕の阿炎を含んだ3人による「優勝決定巴戦」になる可能性がありました。
また審判部は、場所後に御嶽海の大関昇進に関する臨時理事会を招集したため、御嶽海の大関昇進が事実上決まりました。
長野県出身力士の大関昇進は、江戸時代の1795年の雷電爲右エ門以来227年ぶりとのことです。
伝説上の力士以来って、これはこれで凄いですよね。
御嶽海伝達式の口上は?
1月場所から3日後の1月26日、番付編成会議で正式に大関昇進となった御嶽海関。
大関昇進の伝達式では
「大関の地位を汚さぬよう、感謝の気持ちを大切にし、自分の持ち味を生かし、相撲道に邁進(まいしん)して参ります」
という口上を述べました。
四字熟語を口上に述べる力士が多いですが、御嶽海関の口上は分かり易く、大関に対する気持ちが伝わってきました。
まとめ
今回は、新しく大関昇進を果たした御嶽海関について紹介していきました!
御嶽海関、大関昇進おめでとうございます!
これからの御嶽海関の活躍に注目です!
最後までご覧になっていただきありがとうございました!
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