大相撲夏場所が5月22日に千秋楽を迎え、横綱照ノ富士が先場所の途中休場から復活優勝を果たしました!
今回は、大相撲夏場所の結果について発表していきます。
また、今場所は大関陣がいつもよりも増して不甲斐ない結果となりましたが、その不振の理由についても解説していきたいと思います。
最後まで楽しんでいってください。
大相撲夏場所2022の結果!
冒頭でも話したように、今年の夏場所は、横綱照ノ富士が、昨年九州場所以来3場所ぶり7回目の優勝を果たしました!
主な最終結果は次のとおり!
各段優勝力士
幕内:照ノ富士(東横綱:伊勢ケ濱部屋)成績:12勝3敗
十両:錦富士(西十両6枚目:伊勢ケ濱部屋)成績:11勝4敗
幕下:欧勝馬(東幕下8枚目:鳴門部屋)成績:7戦全勝
三段目:神谷(西三段目29枚目:陸奥部屋)成績:7戦全勝
序二段:琴手計(東序二段21枚目:佐渡ヶ嶽部屋)成績:7戦全勝
序ノ口:風賢央(東序ノ口22枚目:押尾川部屋)成績:6勝1敗
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三賞力士
殊勲賞:大栄翔(5回目)、隆の勝(初受賞)
敢闘賞:佐田の海(2回目)
技能賞:該当なし
夏場所を振り返って
まず、照ノ富士は膝の具合が万全ではない中、見事横綱の責任を果たしたのは流石です。
千秋楽まで照ノ富士と優勝を争った隆の勝、大栄翔、佐田の海も場所を盛り上げる活躍を見せてくれて来場所以降も楽しみです。
三役陣は、阿炎は残念ながら負け越してしまいましたが、7勝7敗だったので、来場所も小結として三役で相撲を取ることになりますね。
先場所優勝した若隆景は先場所のような活躍は出来ませんでしたが、9勝を挙げ、来場所以降の大関取りへ僅かに望を繋ぎました。
若隆景は、来場所12勝か13勝のような大勝ちをして優勝争いに加われば、大関への話題が出る可能性があります。
大関陣不振の理由は?
さて、三役陣や平幕力士の活躍が目立つ一方、大関陣は今場所も不甲斐ない成績となりました。
正代と御嶽海が負け越し、貴景勝が辛うじて千秋楽に勝ち越しを決め、皆勤した大関全員が負け越すという屈辱はなんとか免れました。
しかし、なぜ大関陣がここまで不振で優勝争いに加わることが出来ないのでしょうか?
貴景勝や正代はケガの具合が万全ではないのかもしれませんが、御嶽海は先場所新大関でしたが11勝を挙げていました。
なので御嶽海はケガが原因ではないようですね。
やはり気持ちの問題ではないのでしょうか?
真剣勝負に予定調和は存在しないので、調子が良い時があれば悪い時もあるとは言いますが、ここまでスランプに陥ることは珍しいですね。
照ノ富士は一夜明け会見で、不甲斐ない大関陣に対し「調子が悪い時に批判するのは良くない」と擁護しています。
照ノ富士自身も大関から序二段まで落ちて苦しい経験をしたことがあるので、大関陣の気持ちが分かるとは思いますが。
3大関は、大関に上がる前までは強かったですが、大関になってから優勝争いに加わるような成績を残せていないので(特に正代)、もしかして大関になって燃え尽きてしまったのではないのでしょうか。
3人の大関は、大関という地位に満足してしまい、横綱を目指していないという可能性もあります。
横綱に昇進したら降格は無いので、横綱としての責任を果たせなくなったら引退しなければいけませんが、大関は陥落して番付を落としても相撲を取ることが出来るので、横綱に比べたら責任は軽いです。
ただ、大関は横綱と同じ看板力士なので、横綱と同様の責任感を持ち毎場所責任を果たしてほしいですね。
現在の上位陣について元横綱稀勢の里の二所ノ関親方は、自分が大関時代だった2010年代の例を出し、当時は白鵬(間垣親方)が全盛期の時代で、日馬富士や鶴竜の2横綱に加え豪栄道、琴奨菊など同世代の大関としのぎを削っており、「前半(中日まで)で2敗すれば勝ち越しが危うかった」と振り返っています。
「14勝が優勝ラインだった」と、当時の優勝レベルの高さを述べている二所ノ関親方ですが、現役時代14勝を1回、13勝を5回挙げていますが、そのうち優勝出来たのは僅か2回だけでした。
それだけ、白鵬、日馬富士、鶴竜や同世代の大関が壁として立ちはだかったのですね。
しかし現在は、「前半で五分(4勝4敗)でも勝ち越せる」と、レベルの低さを嘆いていました。
昨年秋場所から照ノ富士の一人横綱が続いていますが、大関陣の現状を見ると、一人横綱の時代はまだまだ続くのではないでしょうか。
今の三役陣か平幕力士から新しい横綱が誕生するか、照ノ富士が引退するのがどっちが先なのか気になります。
まとめ
今回は、大相撲夏場所の結果と、大関陣が不振な理由について解説していきました。
照ノ富士関、優勝おめでとうございます!
来場所の活躍も注目です!
最後までご覧になっていただきありがとうございました!
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