今年の全国高校野球の決勝戦が8月22日に行われ、宮城県代表の仙台育英が8-1で山口県代表の下関国際に勝ち、初優勝を果たしたと同時に、東北勢悲願の全国制覇を果たしました!
深紅の甲子園の大優勝旗が、100年を超える高校野球の歴史で初めて白河の関を越え東北にやってきます!
そこで今回は、今年の夏の甲子園の結果や総評について紹介していきます!
最後まで楽しんでいってください!
夏の甲子園2022の結果!
冒頭でも述べたように、今年の夏の甲子園優勝校は仙台育英が果たしました!
その他の結果は以下の通り!
優勝:仙台育英(宮城)
準優勝:下関国際(山口)
ベスト4:聖光学院(福島)、近江(滋賀)
東北勢の高校野球全国制覇は、春夏通じて史上初の快挙です!
準優勝の下関学院は、山口県勢としては1985年(第67回大会)の宇部商業以来の決勝進出でした。
決勝では岩崎選手の満塁ホームランなどで大差を付けられましたが、チームの戦力は両校ともほぼ互角でした。
ただ僅かの差で仙台育英が流れを掴んだのが敗因でした。
しかし、高校野球界の「横綱」である大阪桐蔭を破った姿は高校野球の歴史に刻まれる事でしょう。
選手やスタッフはとても悔しいと思いますが、立派で素晴らしい結果です!
胸を張って地元に帰ってください!
ちなみに、前回山口県勢が決勝進出した時の対戦校は、清原和博さん、桑田真澄さんの「KKコンビ」を擁したPL学園で、宇部商業は惜しくもサヨナラ負けで優勝を逃していました。
準決勝で仙台育英に敗れてしまった聖光学院ですが、日大三高、横浜高校と優勝経験校を次々と撃破し、学校最高のベスト4という好成績を残したのは素晴らしいです。
1971年(第53回大会)の磐城高校以来の福島県勢の決勝進出は、来年以降に持ち越しとなりましたが、彼らの元気溢れる姿は福島県民はもちろん、全国の高校野球ファンに勇気を与えました。
今年の選抜で準優勝を果たした
東北勢悲願の全国制覇!甲子園の優勝旗が遂に白河の関越え!
100年を超える高校野球に、「東北勢初優勝」という歴史が新たに加わりました!
1915年(大正4年)の第1回大会で秋田中(現:秋田高校)が東北勢として初めて決勝進出してからこれまで9回、春の3回を含めると12回決勝まで行きましたが、これまで全て全国の強豪校に跳ね返されてきました。
そして10回目(春を含めて13回目)の決勝で、悲願の東北勢初の全国制覇を果たしていました。
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白河の関とは?
福島県白河市にかつてあった、福島県と栃木県の県境にかつてあった関所で、「東北の入口」として奈良時代から平安時代にかけて国境の関として機能していました。
白河の関所の目印として、「白河神社」がある場所に指定されており、白河神社を越えれば、東北(福島県)に入ったということになります。
その白河の関では、決勝戦当日はパブリックビューイングが設けられており、周辺住民約80人が歴史的瞬間を見届け喜んでいました。
東北勢の全国制覇は、東北全ての夢ですね。
ちなみに、仙台市を本拠地とするプロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」が2005年にパ・リーグに加入しましたが、2013年にリーグ優勝と日本一に輝き、そのペナントが甲子園の優勝旗よりも一足先に白河の関を越えました。
夏の甲子園2022の総評
昨年の夏の甲子園は、雨で何度も順延し日程が大幅に変更しただけでなく、コロナに感染した出場校が辞退したりと異例づくめの大会となりましたが、今年は昨年のような事態はほとんど起きなく大きな混乱はありませんでした。
今年も数多くの名勝負が生まれましたが、特に準々決勝で下関国際が大阪桐蔭に勝った試合は、今大会のベストバウトではないでしょうか。
3度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭は隙が無い横綱相撲を取っていましたが、下関国際の粘りが金星を呼んだのは全国の高校野球ファンに感動を呼びましたね。
優勝した仙台育英は、エースが一人で投げ切るというこれまでの高校野球を覆し、継投で繋ぐ野球を見事に成功させました。
まさに全員野球で勝ち取った仙台育英は、深紅の大優勝旗を初めて東北に持ち帰っただけでなく、1世紀を迎えて高校時代は新しい時代に突入した象徴でもあります。
また、仙台育英は、2年生の選手が数多く今大会に出場していたので、来年春の選抜や夏の甲子園も期待出来ます。
来年の夏も甲子園出場を決めて、全員で優勝旗を返還しに来てくれることを楽しみにしていましょう。
まとめ
今回は、今年の夏の甲子園について紹介していきました!
仙台育英の皆さん、そして東北の皆さん、優勝おめでとうございます!
また、地方予選を含めて今大会に出場した選手や関係者の皆さん、お疲れ様でした!
来年も高校球児達の活躍に注目です!
最後までご覧になっていただきありがとうございました!
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