映画史上偉大なコメディアンとして知られるチャールズ・チャップリンの没後45周年を記念して『フォーエバー・チャップリン』映画祭が2022年11月3日より開催されます。
お馴染みのキャラクター ”放浪紳士チャーリー”
山高帽にちょび髭とだぶだぶのズボン、ステッキを持ってがに股歩きの 放浪紳士チャーリー・・・このお馴染みのキャラクターを生み出し、笑いだけでなく弱者の視点から人間の哀愁も描いた作風で世界中を魅了する数々の名作を生み出してきたのは、喜劇王チャールズ・チャップリンです。
今回、映画祭で上映する作品はチャップリンのマルチな天才を堪能でき、世界中を笑いと涙の渦に巻き込んだ代表作ばかりです!
・親子の情愛を描いた『キッド』
チャーリーは捨て子を拾い、貧しいなかでも赤ん坊を懸命に育てた・・・5年後キッドを捨てた母親は今や成功した歌手となり、かつての過ちを悔い慈善に励んでいた・・・そんなある日。
ほほえみと一粒の涙・・・『キッド』は、爆笑の後にほろりとさせられる初期の代表作です。
・機械文明を痛烈に風刺『モダン・タイムス』
非人間的な労働のために正気を失ったチャーリーと、父を失い微罪により逮捕された少女は人間らしい自由を求め 手を携えて懸命に生活を始める・・・その二人の先には。
チャーリーが巨大な歯車に巻き込まれる姿は、機械文明を痛烈に風刺した象徴的なシーン。
・壮大な人間ドラマ『黄金狂時代』
アラスカに一攫千金を求めてやってきたチャーリーは、猛吹雪に見舞われて山小屋に迷い込むが、そこに凶悪犯や鉱山者も転がり込んでくる…やがて3人は猛烈な飢餓に苦しむ。
厳しい自然を背景に、人間の無力さ、欲望、飢えとの闘いを喜劇と悲劇を交えて描きだす。
・高所での綱渡りのスリル『サーカス』
スリと間違われてサーカスに迷い込んだチャーリーと警官との追いかけっこがお客に大受け!そこで人気の道化となるが ブランコ乗りの少女に恋をする・・・そして危険な綱渡りに。
・異色なブラックコメディ『殺人狂時代』
銀行をクビになった男は金持ち女性を次々と誘拐し、命と財産を奪う”仕事”を始める。
やがて犯罪が露呈し逮捕された男は、法廷で皮肉なメッセージを残し断頭台に向かう。
放浪紳士の扮装を脱ぎ捨てて、戦争による大量殺人を告発したユーモアが光ります。
・残酷なまでに美しい愛『街の灯』
放浪者チャーリーは盲目の花売り娘に恋をして、彼女を助けるために懸命に働く。
やがて、チャーリーから貰ったお金で手術をし 目が見えるようになった・・・彼女は?
・ヒトラーに立ち向かった問題作『独裁者』
独裁者と瓜二つのユダヤ人の床屋は、ひょんなことから独裁者と間違われて大群衆を前に演説をしなければならないことになる・・・世界征服を狙う独裁者の演説とは?
自由と平和を呼びかける、ラストの感動の演説は時代を超えて今でも響きわたります。
・人の生と死の悲哀を描く『ライムライト』
落ちぶれた老芸人は自殺を図ったバレリーナを助け 再び舞台で踊れるようになった時 彼女は二人の幸せな未来を夢見る・・・しかし、彼は人生の舞台から退場しようとしていた。
若者の登場に老人は消えるのみ・・・誰もが涙する無償の愛を描いた感動の名作!
・愛する男女がすれ違う運命のドラマ『巴里の女性』
愛し合うマリーとジャンはパリに駆け落ちする約束をしたが、ジャンの父親が急逝し彼は駅に行けなかった・・・1年後 金持ちの愛人となったマリーは ある晩ジャンと偶然再会する。
チャップリンが監督に徹し、すれ違う男女の心の機微を描き切ったシリアスドラマ。
・チャップリン最後の主演作!『ニューヨークの王様』
革命を逃れアメリカに亡命した国王は、ひょんなことからCMタレントの人気者になる。
だが、共産党員と知り合ったことから、反共主義のヒステリーに巻き込まれていく。
アメリカ政府は「平和の扇動者」たるチャップリンを1952年「赤狩り」で国外追放した。
アメリカを去ったチャップリンは、アメリカへのしっぺ返しでギャグを繰り出し、現代文明の不条理を鋭く風刺した・・・チャップリン最後の主演作にて、痛烈なアメリカ文明風刺作。
フォーエバー!永遠のチャップリン
チャップリンが演じた名作の数々・・・あのちっぽけな放浪者の姿は、いつも私たちを笑いで勇気づけ 私たちと泣いてくれました。
そして、世界が混迷にある今こそ、私たちにはチャップリンのユーモアが必要なのです!
#フォーエバー・チャップリン
チャールズ・チャップリン映画祭
角川シネマ有楽町にて
トークイベント付き上映決定🎙✨#大野裕之 さん#戸田奈津子 さん#羽佐間道夫 さん#笠井信輔 さん豪華ゲスト皆様よりそれぞれのキャリアの視点から
チャップリン映画愛を語って頂きます! pic.twitter.com/TpM00wkwyX— フォーエバー・チャップリン~チャールズ・チャップリン映画祭~ (@chaplin_filmfes) September 16, 2022
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