2023年は衆院選や参院選などの国政選挙はありませんが(今のところ)、「統一地方選挙」が4月に行われました。
その統一地方選では、日本維新の会が躍進しました。
今回は、日本維新の会が躍進した今回の統一地方選について紹介していきます!
また、今回の統一地方選の結果を受けて、今後1年以内に行われることが予想されている衆院選の展望も予想していきたいと思います。
統一地方選とは?
そもそも、統一地方選とはどのような選挙なのでしょうか?
統一地方選とは、その名の通り、「地方を舞台にした選挙」です!
地方の選挙とは、国政(衆議院・参議院)以外の「都道府県や市区町村の議会議員選挙及び、知事や市区町村長選挙(「首長:くびちょう」と言う)」などが集中的に行われることから、統一地方選挙と言われています。
各議会や首長の任期が4年なのに伴い、時期は違えど、オリンピックのように4年に一度行われる選挙です。
統一地方選は4月に集中的に行われることが慣例で、4月上旬に行われる各地方選を「前半戦」、下旬に行われる地方選を「後半戦」に分かれて行われます。
ただし、全国各地の議会選や首長選全てが4月に一斉に行われるのではなく、自治体によっては4月以降や翌年に行われたりします。
ちなみに、前回の統一地方選は2019年に行われており、2019年4月はまだ「平成31年」だったので、「平成最後の統一地方選」となりました。
今回は、令和になって初めての統一地方選でした。
また今回は、衆議院の小選挙区や参議院の選挙区で欠員を解消する「補欠選挙」も同時に実施されていました。
統一地方選と国政選挙の関連は?
統一地方選は、来る衆院選や参院選に大きく影響しており、「国政選挙の前哨戦」と位置付けられています。
今回統一地方選と一緒に行われた国政の補欠選挙も同様に捉えられています。
衆議院の解散・総選挙が「国民に信を問う」と言われていますが、全国各地で繰り広げられている統一地方選も、ある意味、国民に信を問うと言ってもおかしくありません。
統一地方選2023は日本維新の会が躍進!
今回の統一地方選は、「日本維新の会」が躍進しました!
全国の地方議会で「600議席獲得」を目標にしていた日本維新の会でしたが、終わってみれば、前後半合わせて「774議席」を獲得し大勝しました。
主戦場にしている大阪や近畿圏ではもちろん、中部地方や首都圏まで、維新の候補者が各議会選当選を果たしています。
さらに首長選や補欠選挙に目を向けてみると、奈良県知事選挙で初めて日本維新の会の候補者が当選を果たし、衆議院の和歌山1区の補欠選挙でも、日本維新の会の候補者が当選しました。
補欠選挙は衆参合わせて5つの選挙区で行われ、「4勝1敗」で自民党が勝利しましたが、上述した和歌山1区で唯一日本維新の会が自民党に土を付けたことになります。
広告
-
U-NEXT<ユーネクスト>
今月のU-NEXTツイッター➡U-NEXT公式ツイッター
今月のU-NEXTブログ ➡U-NEXT公式ブログ
・「小田和正 クリスマスの約束」を見る
・「らんまん」を見る
・「VIVANT」を見る
・「ドキュメント72時間」を見る
・「光る君へ」を見る
衆院選の展望を予想!
今回の統一地方選の結果で、日本維新の会が次の国政選挙でも有利とみられていますが、3年に一度行われる参院選はまだ先ですね。
衆院選も岸田内閣の支持率が3割にも満たないことから、衆院選も参院選が行われる2025年まで先延ばしになるのではと思っていました。
ところが、岸田内閣の支持率が5割を回復したことで、2023年内に衆議院が解散される雰囲気が高まってきており、一部の情報では、6月下旬の通常国会会期末に衆議院を解散するとも言われています。
情報については様々な憶測が飛び交っていますが、世間に解散風が吹き始めたことは事実ですね。
もし岸田首相が、今年中に衆議院を解散した場合の衆院選の展望を予想していきましょう。
今回の統一地方選で躍進した日本維新の会は、「衆院選3回以内に政権奪取」を大目標に掲げており、次の衆院選では間違いなく自民党に対抗出来る勢力を整えているようですが、日本維新の会は次の衆院選は大幅に議席を伸ばしそうですね。
日本維新の会は次の衆院選で「全ての小選挙区で候補者を擁立する」と宣言しているので、自民党と公明党にとって脅威になるのは間違いないですね。
衆議院を解散する時期にもよりますが、与党は前回以上に厳しい衆院選となると見込んでいます。
今回の統一地方選で自民党と公明党は議席を落とした議会があり、議席を維持しても日本維新の会と互角の戦いでした。
特に公明党は全候補者の内、12議席を失っており、地方議会では盤石の戦いをすることが当然だった公明党にとって12議席を失うのは事件のようなものなのです。
その原因となっているのが、自民党との連携不足だと指摘されており、次の衆院選でも連携が出来なければ、自公政権は終息に向かうことでしょう。
与党(特に自民党)は、前回以上に大物議員の敗北・落選が相次ぐ恐れもありますね。
こうなってくれば野党にとって大チャンス到来ですが、野党第一党の立憲民主党も鳴かず飛ばずでパッとせず、2016年の参院選のように野党が協力するなんて程遠い状態です。
やはり今の勢いを考えると、日本維新の会が野党第一党になる可能性が現実になってきます。
また、日本維新の会と協力も模索している国民民主党も次の衆院選で議席を伸ばしそうですね。
国民民主党は、国民に10万円一律給付など国民が望んでいる政策を掲げているので、衆院選では無党派層の票が国民民主党に動く可能性もあります。
次の衆院選は、「与党VS維新・国民」の構図になるかもしれないですね。
まとめ
今回は、4月に行われた統一地方選について紹介していきました。
次の衆院選で日本維新の会がどのくらい議席を獲得するのか注目です。
コメントを残す