2023年10月期に日本テレビで放送されたドラマ「セクシー田中さん」は、回を増すごとに話題になっていったのは記憶に新しいところですね。
しかしその裏で、原作者とドラマ制作側との間でトラブルが起きており、セクシー田中さんの原作者である芦原妃奈子氏が急死するという最悪の事態が発生し、ドラマ業界に衝撃が走りました。
今回は、セクシー田中さんの原作者が急死したことで、原作が漫画のドラマが今後制作されないのか、そちらについて解説していきます。
セクシー田中さん原作者急死騒動の経緯
事の発端は2024年1月下旬、芦原妃奈子氏がXでセクシー田中さんをドラマ化する際にドラマ制作側とトラブルが起きていたことを投稿していたことがきっかけでした。
芦原妃奈子氏はXでドラマ制作側に対し
・脚本は原作を忠実沿って書くこと
・原作者の許可を経ずに設定等を変更しないこと
・完成した脚本は原作者のチェックを受けること
などと言った条件を提示していました。(セクシー田中さん原作の出版元である小学館を通して)
ところが、ドラマ制作側は芦原妃奈子氏が提示した条件を無視して独断で脚本を手掛けていたことが、第8話の時点で判明し、第9話と最終話は原作者である芦原妃奈子氏自らが脚本を描き下ろした旨をXで述べていました。
その投稿から数日後に芦原妃奈子氏は一連の投稿について謝罪しましたが、それから僅か2日後に栃木県内で遺体となって発見されました。
芦原妃奈子氏は自ら命を絶ちました。
命を犠牲にしてまで訴えた芦原妃奈子氏に対して、同業者である漫画家仲間からは追悼の声が多数送られると共に、ドラマ制作側が原作者の意向を無視して勝手に設定を変えたりしていることが、ドラマや映画業界では常習的に起きていることが明るみになりました。
セクシー田中さん原作者急死で漫画が原作のドラマは今後制作されなくなる?
まず結論から言うと、漫画が原作のドラマが今後制作されるかについては何とも言えません。
ただ、漫画であろうが小説であろうが、原作ありきのドラマは今後も制作されていくのではないのでしょうか。
それ以前に、原作者の意向を無視するなど言語道断です!
原作者は作品にとっては「親」そのものなので、大切な子供を乱暴に扱われているのと一緒です。
たしかに、ドラマや映画では原作とシナリオが異なっていることが珍しくありませんが、それらは全て「原作者の許諾を得たうえで変更している」ことになります。
仮に、セクシー田中さんのような事件が今後も起きた場合、ドラマ化を許してくれる原作者がいなくなり、原作ありきのドラマや映画が制作されなくなる可能性があります。
それ以前に、漫画や小説に頼らない面白い作品を作ろうと考えたことがないのでしょうかね。
三谷幸喜さんや宮藤官九郎さんのように、オリジナルで面白い脚本を書ける優秀な脚本家が、今の若手の中で育っていないのが現状なので、制作側はどうしても漫画や小説などに頼り切っているのかもしれないですね。
漫画の中でアニメ化されている作品は実写化されるのはハードルが高いので、少しは立ち止まって考えを改めてほしいと願っています。
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まとめ
セクシー田中さん原作者が急死した影響で、今後漫画が原作のドラマが制作されなくなる可能性は低いですが、ドラマや映画制作側は「原作者ファースト」を心掛けてほしいです。
今回は、セクシー田中さん原作者急死でドラマ界が変わっていく可能性があるのかを解説していきました。
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