【大相撲】豊昇龍が横綱昇進!伝達式の向上と土俵入りの型は?

1月26日まで両国国技館で開催されていた大相撲初場所で2度目の優勝を果たした大関・豊昇龍が、初場所後の1月29日の臨時会議を経て横綱に昇進しました。

今回は、横綱に昇進した豊昇龍関の伝達式の向上と、横綱土俵入りの型について紹介していきます!

最後まで楽しんでいってください!

 

豊昇龍が横綱昇進!

豊昇龍 智勝 - 力士プロフィール - 日本相撲協会公式サイト

出典元:https://www.sumo.or.jp/ResultRikishiData/profile/3842/

直前場所の九州場所千秋楽で惜しくも琴櫻関に敗れ優勝を逃した豊昇龍関ですが、13勝2敗という好成績は「優勝に準ずる成績」だったため、次の初場所は琴櫻関と共に「綱取りの場所」でした。

迎えた初場所では、千秋楽までに平幕に3敗を喫しており、12勝2敗で優勝争いトップを走っていた平幕の金峰山関が優勝するものと思われていました。

千秋楽の取組前に昇進問題を預かる審判部で会議を行いましたが、仮に千秋楽で勝って12勝3敗で場所を終えたとしても、平幕に敗れたことが尾を引いており、豊昇龍の横綱昇進に消極的でした。

ただ仮に、千秋楽本割で「金峰山が敗れて豊昇龍が勝ち、豊昇龍・王鵬・金峰山の3名による優勝決定巴戦を制して優勝した場合のみ、横綱昇進に関する臨時理事会を要請する」という極めて厳しい条件が下されました。

つまり豊昇龍が横綱に昇進するには「優勝のみ」という高いハードルでした。

しかし、本割で金峰山関が王鵬関に敗れ、豊昇龍関が琴櫻関に先場所の雪辱を果たし、3人による優勝決定巴戦となりました。

そして、豊昇龍関は、金峰山関、王鵬関に連勝、本割を含めると1日で3番相撲を取り全て勝ったことで逆転優勝を果たしました。

審判部は、千秋楽3番の取組を評価し、八角理事長に横綱昇進に関する臨時理事会の招集を要請しました。

 

横綱昇進前の豊昇龍のデーター

初場所の優勝で、通算2度目の優勝。

大関としては初めての優勝。(同時に、大関として最初で最後の優勝)

モンゴル人力士としては、史上6人目の横綱。

 

叔父『朝青龍』さんと同じ地位へ!

豊昇龍関の叔父は、元横綱の朝青龍さんであるというのは皆さんご存じかと思いますが、初土俵から丸7年を掛けて、遂に叔父さんと同じ地位へ上り詰めました。

実は、横綱昇進のタイミングが、豊昇龍関と朝青龍さんの時の境遇が似ているのですが、皆さんは気付きましたか?

 

朝青龍(2003年初場所)

朝青龍さんが横綱昇進を果たしたのが、今から22年前の2003年初場所後でした。

朝青龍さんも、豊昇龍関と同じく初場所後に横綱に昇進しましたが、この場所は、横綱貴乃花が引退した場所でした。

もう一人の横綱だった武蔵丸も休場続きで、いつ引退しても不思議ではない状態でした。

なのでこの場所は横綱が実質空位となっていた場所でした。

後に武蔵丸は、この年の九州場所で引退しており、翌年の2004年からは朝青龍さんの一人横綱の時代が始まりました。

武蔵丸の引退で一人横綱となった朝青龍さんは圧倒的な強さを見せつけ、世代交代を実現させました。

特に圧巻だったのが2005年で、この年の朝青龍さんは

・史上初の7連覇達成

・史上初の年6場所完全制覇

などの前人未到の大記録を達成しました!

7連覇は後に、白鵬(現:宮城野親方)が達成していますが、年6場所完全制覇は朝青龍さん以外誰も達成していません。

 

豊昇龍(2025年初場所)

今回の豊昇龍関も朝青龍さんの時と似ている点は、場所中に横綱照ノ富士が引退したことです。

ただし豊昇龍関の場合、初場所の時点で横綱が照ノ富士しかいなかった為、横綱昇進間もなく一人横綱になります。

 

豊昇龍横綱昇進で世代交代実現か?

豊昇龍関が横綱昇進することで世代交代は実現すると思います!

ただ、朝青龍さんの時とは状況が異なってくると思います。

朝青龍さんの時の場合は、朝青龍さんが強過ぎてほとんど無敵状態でした。

朝青龍さんが横綱に昇進した時は、大関に魁皇(現:浅香山親方)・千代大海(現:九重親方)・武双山(現:藤島親方)・栃東(現:玉ノ井親方)がいましたが、朝青龍さんに比べて力の差が劣っていました。

当時の大関陣で唯一朝青龍さんと力の差が近かったのが、栃東の玉ノ井親方でした。

後に白鵬の宮城野親方が台頭してくるまで朝青龍さんの無双が続いていたのが、その背景には、モンゴル人力士を中心とした外国出身力士の台頭で日本出身力士の力が衰えていったことがありました。

 

しかし今回の豊昇龍関の場合は、照ノ富士の引退で世代交代は実現しますが、琴櫻関や大の里関の大関陣や、初場所で優勝を争った王鵬関や終盤まで優勝争いに加わった尊富士関など、将来の横綱・大関候補となる日本出身力士との差がほとんどありません。

もちろん外国出身力士でも、金峰山関や大関経験者の霧島関のような力のある力士もいるので、豊昇龍関の一強時代とはいかないかもしれないですね。

ただその方が、毎場所盛り上がるので、観ている我々としては面白いですけどね。

 

豊昇龍横綱伝達式の向上は?

1月29日、横綱昇進が臨時会議で決定し、正式に「第74代横綱 豊昇龍」となりました。

そして所属する立浪部屋で伝達式が行われ、豊昇龍関は

横綱の名を汚さぬよう、気魄一閃(きはくいっせん)の精神で精進いたします

と口上を述べました。

気魄一閃、豊昇龍関らしいカッコいい言葉ですね!

 

横綱土俵入りの型は?

豊昇龍の横綱土俵入りは「雲竜型」です!

雲竜型は、攻めと守りを兼ね備えた型で、過去には

大鵬

若乃花(初代・二代目)

北の富士

北の湖

千代の富士

貴乃花

など、数多くの名横綱や大横綱が雲竜型でした。

叔父の朝青龍さんも雲竜型でしたね。

 

まとめ

今回は、横綱に昇進した豊昇龍関の、横綱昇進伝達式の向上や土俵入りの型について紹介していきました!

最後までご覧になっていただきありがとうございました!

 

 

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