毎年12月に行われているサッカークラブ世界一を決める「FIFAクラブワールドカップ」。
世界各国のスター選手のプレーが観れることから、年末の風物詩として定着しています。
しかし、そのクラブワールドカップが次回大会から毎年開催されなくなると言われています。
果たして本当にそうなのでしょうか?・・
今回は、FIFAクラブワールドカップの次回大会以降について検証していきたいと思います。
FIFAクラブワールドカップって?
そもそもFIFAクラブワールドカップってどういうものなのか、その歴史について簡単におさらいしておきましょう。
元々は、UEFAチャンピオンズリーグを優勝した「欧州王者」とCONMEBOLのコパ・リベルタドーレスを優勝した「南米王者」が、クラブ世界一をかけて中立国の日本(国立競技場)で戦う「トヨタカップ」が、FIFAクラブワールドカップの前身と言われています。
トヨタカップは1960年~2004年まで毎年開催されていました。
FIFAクラブワールドカップが日本で開催されることが多いのは「トヨタカップの名残」とも言われています。
その間は、欧州と南米のクラブにしか出場資格がありませんでした。
2005年から、欧州・南米に加え、アジア・北中米カリブ・オセアニア・アフリカのクラブを加える方式に大幅変更し、2007年大会から開催国枠を設けた現在の出場枠仕組みになりました。
開催国枠は、日本で例えると「明治安田生命J1リーグ」で優勝したクラブがクラブワールドカップに出場出来ますが、例外として、日本開催の年に日本のクラブがACL(アジアチャンピオンズリーグ)」で優勝し、アジア王者として出場する場合、「ACL準優勝クラブ」が開催国枠として出場します。
これは、FIFAクラブワールドカップの規定で「同じ国から複数のクラブは出場出来ない」ことになっている影響からです。
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FIFAクラブワールドカップ次回から毎年開催じゃなくなる!?
今年のクラブワールドカップを最後に、次回から毎年ではなく、国別対抗のFIFAワールドカップのように「4年に一度」開催という方針となっています。
その理由は、2017年大会をもって廃止となった「FIFAコンフェデレーションカップ」の代わりとして、FIFAクラブワールドカップをコンフェデレーションズカップと同等の位置づけにしようというのが狙いのようです。
FIFAクラブワールドカップが4年に一度開催になったらどうなる?
元々FIFAコンフェデレーションズカップは、「FIFAワールドカップのプレ大会(前哨戦)」という位置づけにしており、ワールドカップの前年に開催国でコンフェデレーションズカップを行っていました。
今回の例だと、ワールドカップが開催されたロシアで、開催年の前年(2017年)にコンフェデレーションズカップが行われました。
コンフェデレーションズカップは、上で述べたクラブワールドカップの出場地域を国別の代表に変換し、それに加え「開催国」と「ワールドカップ前回大会優勝国」が招待国として出場しました。
2017年だと、開催国のロシア代表に、ブラジル大会で優勝したドイツ代表が、前回のアジアカップで優勝したオーストラリアが出場しました。
FIFAはこのコンフェデレーションズカップを、今度はクラブワールドカップに置き換えて開催しようとする方針です。
4年に一度になる代わりに、出場枠を今よりも大幅に増やすという考えのようです。
ところがあるメディアによると、「出場枠を増やしたうえで、従来通り毎年開催する案が出ている」と伝えられています。
こちらの案はまだ噂の段階ですが、もし本当なら出場クラブが増えるので試合数が増えて楽しみが増えますね!
FIFAワールドカップ次回から毎年開催じゃなくなる!?4年に一度?:まとめ
FIFAクラブワールドカップは次回から、FIFAコンフェデレーションズカップのようにワールドカップの前年にワールドカップの開催国で行われる可能性がありますが、出場枠を増やしたうえで、今までのように毎年開催される可能性もあります。
FIFAの今後の方針に注目です!
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