来年2022年は「FIFAワールドカップカタール大会」が開催され、各大陸で予選が開催されています。
アジアも2019年から予選が始まり、日本代表は現在アジア2次予選を戦っています。
しかし、新型コロナウイルスの影響で予定していた試合が次々に延期となっており、このままでは大丈夫なのか不安です。
そこでAFC(アジアサッカー連盟)は、アジア2次予選を「集中開催」とする方式に変更しました。
今回は、カタールW杯アジア2次予選について解説していきたいと思います。
また、欧州や南米など、他の大陸でもW杯予選が始まっているので、そちらについても紹介していきたいと思います!
最後まで楽しんでいってください!
カタールW杯アジア2次予選のルール!
アジアのワールドカップ出場枠は「4.5+開催国枠(カタール)」となっています。
出場枠は前回のロシアワールドカップから変わっていませんが、もしかすると、アジアから6チームが出場する可能性がありますね。
アジア2次予選は、2023年に中国で開催される「アジアカップ予選」と兼ねています!
本来なら予選免除であるW杯開催地のカタールと、アジアカップ開催地の中国は、各々の出場権をかけて予選に参加しています。
2次予選は、日本を含む、1次予選を免除されたFIFAランキング上位34チームと、1次予選を勝ち抜いた6チームの計40チームが、5組ずつ8つの組に分かれて「ホーム・アンド・アウエーの総当たり戦」を行い、「各組1位のチームと、各組2位グループの成績上位4チームが最終予選に進出するとともに、アジアカップ2023の出場権を獲得」します。
開催国のカタールが最終予選進出を決めても予選が免除になっているので、その場合、「2位グループの5位」が繰り上がりで進出となります。(アジアカップ2023開催国の中国は最終予選進出を決めた場合、引き続き参加します)
2次予選のグループ組み合わせと現在の成績についてはこちらを確認ください!
日本は「グループF」で、ミャンマー、モンゴル、タジキスタン、キルギスと同組です。
カタールW杯アジア2次予選は集中開催に!
元々は2020年6月までに2次予選全日程を終える予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で2021年に延期となりました。
2021年3月に開催は出来ますが、「開催国の安全性が確保され、対戦国双方の合意が取れれば」という条件付きのため、当初3月に予定していた試合を延期せざるを得なくなっています。
そこでAFCは、3月に開催出来なかった試合と、6月に実施予定の残りの試合を、「5月31日~6月15日の間で集中開催する」と発表し、各組ごとに1つの国で集中的に試合を行う方式に変更となりました。
集中開催会場となる各組の開催国は以下のとおり
グループA:中国
グループB:クウェート
グループC:バーレーン
グループD:サウジアラビア
グループE:カタール
グループF:日本
グループG:UAE(アラブ首長国連邦)
グループH:韓国
日本のグループFでは、当初3月25日に日産スタジアム(横浜)でミャンマーとの試合が組まれていましたが、ミャンマー側の申し出により延期となりました。
3月30日にアウエーで開催予定だったモンゴル戦は、日本のフクダ電子アリーナ(千葉県)に場所を変えて実施される予定です。
元々日本は後半4試合中3試合がホーム戦だったので、6月に日本での集中開催は妥当だったのではないでしょうか。
日本代表の今後のスケジュール!
ミャンマーと試合を行う予定だった3月25日は、韓国代表との国際親善試合が組まれ、約10年ぶりの「日韓戦」が実施されます。
上でも述べましたが、3月30日は会場の変更はあったものの、予定通りモンゴル戦が行われます。
6月7日にはタジキスタン戦、6月15日にはキルギス戦を、いずれもパナソニックスタジアム吹田(大阪)で開催予定ですが、当初6月は、3日に札幌ドーム(北海道)、11日にノエビアスタジアム神戸(兵庫)でキリンチャレンジカップ(国際親善試合)が組まれていましたが、このうちどちらかで、延期になっていたミャンマー戦が行われる可能性が高いですね。
他大陸のワールドカップ予選は?
アジア同様、他の大陸でもワールドカップ予選が開催されていますが、新型コロナウイルスの影響で予選方式を変更した地域もあります。
ここでは、各大陸のワールドカップ予選について紹介していきます!
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南米予選(出場枠4.5)
全10チームによるホーム・アンド・アウエーでの2回総当たり戦を行い、「上位4チームが本大会出場権を獲得、5位のチームは、大陸間プレーオフに進出」。
こちらは、前回のロシアワールドカップ予選と変更がありません。
予選開催期間は、2020年10月9日~2021年11月16日。
欧州予選(出場枠13)
欧州予選は「グループステージ」と「プレーオフ」の2ステージ制です。
・グループステージ
全ての出場チームを1グループあたり5~6チームで10組に分けて、「各組1位が本大会出場権を獲得」。
・プレーオフ
グループ各組2位のチーム(10チーム)と、「UEFAネーションズリーグの上位2チーム」の計12チームが3つのグループに分かれてトーナメント方式(準決勝、決勝)で対戦を行い、「各グループのトーナメントを勝ち上がった3チームが本大会出場権を獲得」。
グループステージは前回大会の予選と変更がありませんが、プレーオフが2位チーム同士が何組かに分かれてホーム・アンド・アウエー方式で戦う方式から、一発勝負のトーナメント方式に変更になりました。
2位グループは前回よりも出場条件が厳しくなっていますね。
予選開催期間は、グループステージが2021年3月25日~11月17日。
プレーオフが、2022年3月25日~3月30日。
北中米カリブ(出場枠3.5)
当初2部制での予選を行う予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で大幅に変更しています。
メキシコやアメリカなど、FIFAランキング上位5チームは3次予選からの出場となります。
1次予選:30チームを5チームずつ6組に分けて1回総当たり戦を行い、各組1位が2次予選進出。
2次予選:1次予選を勝ち上がった6チームがホーム・アンド・アウエーで対戦し、各勝者が3次予選に進出。
3次予選:FIFAランキング上位5チームと、2次予選から勝ち上がった3チームを含め計8チームでホーム・アンド・アウエーの2回総当たり戦を行い、「上位3チームが本大会出場権を獲得、4位チームは大陸間プレーオフに進出」。
アフリカ予選(出場枠5)
1次予選:FIFAランキング上位26チームは免除。残る28チームが2チームずつに分かれてホーム・アンド・アウエーで対戦し、勝利した14チームが2次予選に進出。
2次予選:1次予選を勝ち上がった14チームと免除された26チームの計40チームが4チームずつの10組に分かれてホーム・アンド・アウエーの総当たり戦を行い、各組1位が3次予選に進出。
3次予選:2次予選を勝ち上がった10チームが1次予選同様2チームずつに分かれてホーム・アンド・アウエーで対戦し、「勝利した5チームが本大会出場権を獲得」。
オセアニア予選(出場枠0.5)
オセアニア予選は「グループステージ」と「決勝トーナメント」で実施されています。
・グループステージ
全11チームを5~6チームに2組に分け、それぞれ集中開催方式で戦い、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出。
・決勝トーナメント
進出した4チームがホーム・アンド・アウエーのノックアウトトーナメントを行い、「勝ち残ったチームが大陸間プレーオフに進出」。
オセアニアはまだ、単独での開催枠が設けられてなく、地域予選を勝ち上がっても大陸間プレーオフを勝ち抜かなければワールドカップに出場することが出来ないことになっています。
当初は2020年8月に開始を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で2021年3月に開催されることになりました。(予選方式は当初の予定通り実施されます)
まとめ
今回は、集中開催となったカタールW杯アジア2次予選についてや、アジア以外の大陸予選について紹介していきました!
コロナに負けず、日本代表を応援していきましょう!
最後までご覧になっていただきありがとうございました!
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