5月8日から東京・両国国技館で開催されていた大相撲夏場所が23日に千秋楽を迎え、先場所優勝し、今場所は大関に返り咲いた照ノ富士が、貴景勝との優勝決定戦を制し、2場所連続、大関としては初めて優勝を果たしました。
今回は、大相撲夏場所2021の結果と総評と、次の名古屋場所の番付予想もしていきたいと思います!
最後まで楽しんでいってください!
大相撲夏場所2021の最終結果!
14日目まで2敗で照ノ富士、3敗で貴景勝と遠藤が追う展開となっており、千秋楽で遠藤が正代に勝ち、結びで貴景勝が照ノ富士に勝てば、3人による「優勝決定巴戦」でした。
しかし、遠藤が敗れたため、この時点で照ノ富士が勝てば13勝2敗で優勝、貴景勝が勝てば12勝3敗同士で並び優勝決定戦になり、貴景勝が勝ったため優勝決定戦となりました。
そして優勝決定戦で照ノ富士が勝ち、2場所連続4回目の優勝を果たしました。
各段優勝力士は次の通り。
幕内:照ノ富士(西大関:伊勢ヶ濱部屋)成績:12勝3敗
十両:宇良(西十両2枚目:木瀬部屋)成績:12勝3敗
幕下:阿炎(東幕下7枚目:錣山部屋)成績:7戦全勝
三段目:石崎(三段目100枚目格付出:高砂部屋)成績:7戦全勝
序二段:千鵬(西序二段35枚目:宮城野部屋)成績:7戦全勝
序の口:藤青雲(東序の口27枚目:藤島部屋)成績:7戦全勝
宇良は十両初優勝で、来場所の再入幕が確定です!
2017年九州場所以来4年半ぶりなので、宇良を再び幕内で見れるのが楽しみです。
三賞
次に三賞受賞した力士ですが、殊勲賞と敢闘賞は「該当なし」で、技能賞を遠藤と若隆景が受賞しました。
遠藤は4回目、若隆景は2回目の技能賞受賞です。
遠藤は、千秋楽で正代に勝った上で、優勝決定戦で照ノ富士、貴景勝に勝って優勝すれば、殊勲賞も受賞でした。
遠藤は優勝を争った両大関に土を付けて今場所を面白くした立役者なので、殊勲賞どころか三賞総ナメでも良かったのではと思いました。
今場所の総評
まず、大関復帰場所で初めて優勝した照ノ富士関、おめでとうございます!
照ノ富士は最終的には12勝3敗でしたが、そのうち2敗は、髷を掴んで反則だったのと、僅かに腕が先に落ちている際どい相撲で、完全に負けた相撲は千秋楽の貴景勝戦だけです。
なので実質13~4勝ですね。
照ノ富士の独走を貴景勝と遠藤の活躍で千秋楽まで分からなくしましたが、やっぱり遠藤の活躍が大きかったですね。
照ノ富士は次の名古屋場所は綱取りの場所になりますが、同点で準優勝だった貴景勝も、来場所は綱取りの場所になるのかもしれないですね。
どちらも2回以上の優勝と、大関として優勝経験があるので、貴景勝も綱取りに挑む資格はあると思います。
正代は、今場所角番でしたが、辛うじて脱出しましたね。
千秋楽で遠藤を破ったのは評価しますが、大関としては物足りないですね。
来場所は優勝争いに加わってほしいところです。
そして大関として相撲ファンを失望させたのが、朝乃山です!
相撲協会が定めた感染防止のガイドラインに違反して、接待を伴う飲食店(キャバクラ)に行っていたことが判明し、12日目から休場しました。
ホント、ガッカリですよね。
2年前の夏場所で優勝しており、今回の夏場所も期待してたんですが全く活躍出来ていませんでした。
恐らく、キャバクラに通っていて稽古不足だったのではないでしょうか?
来場所は角番を迎えますが、厳しい処分が下されるのは間違いないので、処分によっては、大関どころか幕下に陥落する可能性があります。
自業自得としか言いようがないので、朝乃山にはしっかり反省してほしいですね。
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来場所の番付予想!
ここでは、次の名古屋場所の番付を予想していきますが、今回は、三役までの番付を予想していきます!
横綱
東:白鵬
西:不在
大関
東:照ノ富士、正代
西:貴景勝、朝乃山(休場の可能性大)
関脇
東:高安
西:御嶽海
小結
東:若隆景
西:明生or遠藤
今場所西の関脇だった隆の勝が9敗以上で負け越したため、来場所は平幕に陥落。
東小結の御嶽海は勝ち越したため、来場所は西の関脇に復帰濃厚。
西の小結だった大栄翔も負け越して平幕に陥落するので、小結の枠が2つ空きました。
そのうち1つは、東筆頭で技能賞を獲得した若隆景が昇進するのが濃厚です。
残る1枠は、番付順だと、東2枚目で勝ち越した明生ですが、遠藤が11勝と大勝ちし、若隆景と明生以外の平幕上位が総崩れしたため、遠藤が一気に小結まで上がる可能性があります。
千秋楽に勝って12勝を挙げていれば、優勝していなくても返り三役の可能性がありましたが、11勝止まりだと分かりませんね。
来場所の番付発表に注目です。
まとめ
今回は、大相撲夏場所の結果と総評、7月に開催される名古屋場所の番付予想を紹介していきました!
最後までご覧になっていただきありがとうございました!
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