メジャーリーグ「ロサンゼルス・エンゼルス」の大谷翔平選手は今シーズン、DH制(指名打者制)を採用しているアメリカンリーグ(以下ア・リーグ)ですが、投手として登板した試合でも打者として出場する「リアル二刀流」でメジャーリーグの歴史に新たに名前を刻んでいます。
しかし今シーズンの大谷翔平選手は、ホームランを量産しており、前半戦だけで33本もホームランを打っています!
そして、先日行われたオールスターに投手とDHとして出場し、打者としては試合の前日に行われるホームラン競争に、日本人選手として初めて出場しました。
今回は、メジャーリーグで大活躍している大谷翔平選手について紹介していき、ここまでホームランを量産している大谷翔平選手がア・リーグのホームラン王を獲得する可能性についても触れていきたいと思います!
最後まで楽しんでいってください!
大谷翔平のプロフィール!
名前:大谷翔平(おおたに・しょうへい)
生年月日:1994年7月5日
出身地:岩手県奥州市
身長:193cm
体重:102kg
投打:右投左打
所属:ロサンゼルス・エンゼルス(2018年~)北海道日本ハムファイターズ(2013年~2017年)
背番号:17(日本ハム時代は「11」)
プロ入り前
同郷の菊池雄星投手(シアトル・マリナーズ)に憧れ岩手の強豪校「花巻東高校」に進学し、1年生からレギュラーとして試合に出場するなど、入学早々チームの主力選手として活躍しました。
高校在学中は春夏合わせて2度甲子園に出場しており、3年生になる直前に出場した2012年春の選抜高校野球では、初戦の大阪桐蔭戦では5回2安打無失点と好投し、大阪桐蔭のエースだった藤波晋太郎投手(現:阪神タイガース)からホームランを打ちましたが、チームは惜しくも敗れました。
そして夏の高校野球岩手県予選では、アマチュア史上初となる160km/hを記録し、3度目の甲子園出場が期待されていましたが、岩手県大会決勝で敗れ甲子園出場は叶いませんでした。
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メジャー行きを表明!しかし日本ハムが強行指名を宣言!
日本球界だけでなく、メジャーリーグからも注目を集めていた大谷翔平選手は、当初「(日本球界とメジャーは)五分五分」と語っていましたが、メジャー複数球団との面談でメジャー行きの決心が固まり、メジャー挑戦を表明しました。
日本球界にも憧れがありましたが、それ以上にメジャーへの憧れは強く、最初はマイナーリーグからスタートになると覚悟をしたうえで挑戦を決めました。
当時の記者会見は大きな話題となりました。
というのも、当時のNPBは、日本球界を経ずにメジャーリーグに行った場合、帰国してから3年間はドラフトで指名出来ないというルール(通称:田沢ルール)がありました。
この田沢ルールは、昨年のドラフトで廃止されましたが、当時は大谷翔平選手も高校卒業してそのままメジャーに行った場合のメリットやデメリットについてよく議論されていました。
誰もが日本球界で大谷翔平選手を見れないのかとため息を漏らしていたその時、北海道日本ハムファイターズがこの年のドラフト会議で強行指名することを宣言しました!
そして迎えたドラフト会議当日、日本ハムは宣言通り大谷翔平選手を1位指名し、単独で交渉権を獲得しました。
大谷翔平選手の名前が発表されると、会場からはどよめきが起こっていたのを覚えています。
日本ハム入団!二刀流として活躍!
決意を固めた大谷翔平選手の気持ちを覆すことは並大抵のことではありませんでしたが、日本ハムは2012年シーズン前にポスティングシステムを使用してメジャーへ移籍したダルビッシュ有投手についての実績や、将来的なメジャー挑戦について。投手と打者で活躍する「二刀流」育成プランなどを、栗山監督も同席して大谷翔平選手に事細かく説明した努力もあり、大谷翔平選手は日本ハムに入団しました。
絶対にメジャーに行くと思っていたので日本ハムは無謀なことしたと思っていた方もいるかもしれませんが、栗山監督と日本ハムのフロントの熱意に驚いたのではないでしょうか。
こうして晴れて日本ハムに入団した大谷翔平選手は、ルーキーイヤーだった2013年から二刀流として活躍しました!
日本球界を代表する選手に!そしてチームのリーグ優勝、日本一に貢献!
2014年には初めてオールスターに選出され、甲子園で行われたオールスター第2戦で、オールスター史上最速の162km/hを記録しました。
さらに、10月5日の楽天戦で再び162km/hを記録し、NPB最速記録に並びました。(日本人記録は更新)
またこのシーズンは、史上初となる「同一シーズンで2桁勝利と2桁本塁打」を達成し、プロで二刀流が通用することが証明されました。
そしてシーズン後に開催された「日米野球2014」で、初めて侍ジャパンのメンバーに選出されました。
2015年は主に投手として活躍し、自身初の開幕投手を務め、シーズン15勝を挙げて「最多勝利」「最優秀防御率」「最高勝率」と3つのタイトルを獲得しました。
また、シーズン後に開催された「第1回プレミア12」では投手として出場し、チームをベスト4に導く活躍をしました。
そして2016年は大谷翔平選手にとって特別なシーズンでした!
NPB史上初となる「10勝、100安打、20本塁打」を記録し、大谷翔平選手の活躍もあり、チームは4年ぶりのリーグ優勝を果たし、日本シリーズでは広島東洋カープを破って、2006年以来10年ぶりの日本一を達成しました。
ちなみに、大谷翔平選手はこのシーズンだけで自身の最速記録を3km/hも更新しており、ソフトバンクホークスとのCSファイナルステージ第5戦にリリーフで登板した際に165km/hを記録しています。
この時、ホークスの選手だけでなく日本ハムの選手も唖然としていたシーンは伝説となっています。
ちなみに、この時大谷翔平選手が記録した165km/hは、現在でも破られていません。(というか、165km/hなんて簡単に出せるわけがない!)
エンゼルス入団!憧れのメジャーへ!
2017年はケガの治療の影響で目立った活躍が出来ませんでしたが、この年のオフにメジャー移籍を表明し、ついに憧れのメジャーへ挑戦することになりました。
ただ、MLBの就労協定により大谷翔平選手はマイナー契約となりますが、メジャーの全球団が大谷翔平選手に興味を持っていました。
そして、最終候補として「アメリカ西海岸を拠点とする7球団」に絞り、この年の12月にロサンゼルス・エンゼルスとの契約に合意したと発表し、背番号は「17」に決まりました。
年が明けた2018年2月に、スプリングトレーニングに招待選手として参加しましたが、オープン戦では不振に終わりメディアからはマイナー起用するべきとの声もありましたが、開幕前の3月にメジャー契約を結びました。
そしてシーズンが開幕すると、開幕戦で初打席初級初安打を記録し、4月1日のアスレチック戦で初登板初勝利を挙げました。
メジャーデビュー早々二刀流としての活躍を見せ、アメリカ中を驚かせました。
また、このシーズンはア・リーグの新人王に選ばれ、2001年のイチローさん以来4人目の日本人で新人王を獲得しました。
2019年と2020年シーズンは打者としての出場が中心となり、投手としてはケガの治療によるリハビリの影響などで2試合だけでした。
二刀流大谷翔平の本領発揮!
今シーズンはオープン戦から打撃が好調で、シーズンが開幕してからもホームランを量産し、前半戦だけで33本もホームランを打っています。
これまで日本人のシーズン最多ホームラン数は、ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜さんが2004年に記録した31本でした。
また、投手としても今シーズンは好調で、4月4日のホワイトソックス戦で「2番・投手」として先発出場し、メジャー初のの「リアル二刀流」として出場し、メジャーの歴史に名を刻みました。
そして、先日行われたオールスターに「DHと投手」に2部門で初めて選出され、前日に行われたホームラン競争に日本人選手では初めて出場しました。
ホームラン競争は惜しくも1回戦で敗退してしまいましたが、翌日の試合で先発登板し、ア・リーグが勝利したことで大谷翔平選手が勝利投手となりました。
ちなみに、オールスターでは100マイル(161km/h)を記録しています。
大谷翔平ホームラン王の可能性は?
ア・リーグどころか両リーグ通じてホームラン王争いのトップを走っている大谷翔平選手ですが、前半戦のペースで後半戦も打ち続けると、シーズン60本という計算になります。
とても夢のある数字ですが、後半はシーズンの疲れが溜まってくるので、流石に計算通りのホームラン数は少し難しいと思います。
ただ、ホームラン王を獲得する可能性は十分あると思います!
後半戦が始まって早速ホームランを1本打っているので、大谷翔平選手はまだ疲れがそこまで溜まってないのかもしれませんね。
40本は確実に行くと思います!
50本も遠くない距離ですが、ここまで来たら、王貞治会長が持っている「1シーズン55本塁打」を目指しましょう!
ちなみに、王会長が55本塁打を打ったのは、前回の東京五輪が開催された1964年でした。
再び東京五輪が開催されるシーズンに、海の向こうで大谷翔平選手が快挙を達成するのか楽しみです!
まとめ
今回は、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手について紹介していき、ホームラン王の可能性についても解説していきました!
シーズンが終わるまで大谷翔平選手の活躍から目が離せません!
最後までご覧になっていただきありがとうございました!
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