2年ぶりに福岡で開催された、一年納めの九州場所は、横綱照ノ富士が2場所連続6回目の優勝を果たし幕を閉じました。
今回は、九州場所の結果や総評を紹介していきたいと思います!
また、年明けに行われる、次の初場所の番付も予想していきます。
最後まで楽しんでいってください!
大相撲九州場所2021の結果!
冒頭でも述べたように、今年の九州場所は照ノ富士が新横綱から2場所連続優勝を果たし、自身初の「全勝優勝」も達成しました!
照ノ富士は今年1年だけで優勝4回を果たし、「年間最多勝」のタイトルも獲得しました!
主な九州場所の結果はこちら!
各段優勝力士
幕内:照ノ富士(東横綱:伊勢ケ濱部屋)成績:15戦全勝
十両:一山本(西十両4枚目:二所ノ関部屋)成績:13勝2敗
幕下:竜電(西幕下47枚目:高田川部屋)成績:7戦全勝
三段目:金峰山(三段目付出:木瀬部屋)成績:7戦全勝
序二段:優力勝(西序二段61枚目:常盤山部屋)成績:7戦全勝
序ノ口:井上(西序ノ口10枚目:木瀬部屋)成績:7戦全勝
三賞受賞力士
殊勲賞:該当なし
敢闘賞:隆の勝(西前頭2枚目:常盤山部屋)成績:11勝4敗 阿炎(西前頭15枚目:錣山部屋)成績:12勝3敗
技能賞:宇良(東前頭7枚目:木瀬部屋)成績:10勝5敗
九州場所の総評
2年ぶりに福岡で開催された九州場所は、横綱照ノ富士が全勝優勝で、一年納めの場所を締めくくりました。
九州場所がご当所場所で場所前注目された大関正代は、9勝6敗とご当所で物足りない結果に終わってしまいました。
来年の九州場所こそは、優勝争いに加わりたいところですね。
その一方で、2回優勝するなど九州場所との相性が良いもう一人の大関貴景勝は、今年の九州場所も好調で、12勝3敗の好成績を挙げ、敢闘賞を受賞した阿炎と共に終盤まで優勝争いに加わりました。
12勝は来場所綱取りの可能性がある成績ですが、綱取りとしては少し厳しいのではないでしょうか。
仮に千秋楽で照ノ富士に勝って13勝まで星を伸ばしていたら、来場所は綱取りの場所だったのは間違いありませんでしたが。
もし来場所が綱取りの場所になったとしても、「14勝以上で優勝」というレベルの高い条件が付くのかもしれませんね。
他の三役陣は、御嶽海が11勝4敗と好成績を残しましたが、明生、逸ノ城、霧馬山は負け越しました。
明生は7勝8敗だったので、来場所も三役に踏み止まれますが、逸ノ城は霧馬山は平幕に転落することが確実なので出直しですね。
御嶽海は、もうそろそろ安定して2桁勝てるようになり、大関取りのチャンスを掴んでほしいですね。
平幕力士の活躍だと、最後まで優勝争いに加わった阿炎は立派な活躍でしたね。
先場所は負け越し、今場所は東7枚目に番付を下げた宇良は、2桁勝利で技能賞を受賞する大活躍を見せ、館内のお客さんや全国の相撲ファンを喜ばせました。
来場所は自己最高位の番付を更新することは間違いないでしょう。
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今年一年の大相撲を総括!
今年の大相撲の主役は何と言っても「照ノ富士」ですね!
関脇で始まった照ノ富士の2021年は、春場所で関脇として2度目の優勝を果たし、場所後に大関に返り咲きました。
そして大関復帰場所の夏場所で2場所連続優勝を果たし、綱取場所となった名古屋場所では、休場明けの横綱白鵬に千秋楽で敗れて優勝は逃したものの、14勝1敗で、場所後に第73横綱に昇進しました。
その名古屋場所で復活優勝を果たした白鵬でしたが、既に体はボロボロで、秋場所後に引退を表明しました。
現在は「間垣親方」として後進の指導にあたっています。
2021年の大相撲は、「一つの時代が終わり、新しい時代へと突入した一年」でもありました。
一方、今年も新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況で、角界でもコロナに感染する力士や関係者が多発しましたが、大関朝乃山が協会のガイドラインに違反して外出していたことで、6場所出場停止処分を受けたのは大変残念でした。
朝乃山は来年名古屋場所まで出場が出来ず、大関陥落はもちろん、関取からも陥落する可能性は確実となっています。
復帰する頃には、三段目か序二段あたりからの再出発になりそうですね。
大相撲2021優勝力士一覧
初場所:大栄翔(前頭2枚目)
春場所:照ノ富士(関脇)
夏場所:照ノ富士(大関)
名古屋場所:白鵬(横綱)
秋場所:照ノ富士(横綱)
九州場所:照ノ富士(横綱)
来場所の番付予想!
一年最初の場所で、1月に東京・両国国技館で開催される初場所の番付を予想していきます!
今回は、三役までの予想とさせていただきます。
横綱
東:照ノ富士
大関
東:貴景勝
西:正代
関脇
東:御嶽海
西:隆の勝
小結
東:大栄翔
西:明生
今場所西関脇の明生は7勝8敗で負け越しましたが、関脇で9敗しなければ、三役に留まることが出来るので、明生は来場所小結に下がることになります。
三役の席は、西の関脇と東の小結が残っていますが、平幕の番付上位の成績を見ると、西の2枚目で11勝を挙げた隆の勝が平幕上位人の中で最も良い成績を挙げたので、隆の勝が西の関脇に返り咲く可能性が高いです。
残る東の小結は、東筆頭で勝ち越した大栄翔が三役返り咲きの可能性が濃厚です。
まとめ
今回は、大相撲九州場所の結果と総評や、次の初場所の番付を予想していきました!
力士と角界関係者の皆さん、今年も大変な一年でしたがご苦労様でした。
2022年の大相撲はどのような一年になるのか。
今からとても楽しみです!
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