6月と言えば梅雨でジメジメした季節でもありますが、ジューンブライドというおめでたい時期でもあります。
しかし日本では、昔から6月に祝日がありません!
5月がゴールデンウイークで祝日が多かったからその反動で・・と言うのもありますが、全く祝日が無いのが不思議です。
そこで今回は、どうして6月に祝日が無いのか、その理由について解説していきます。
さらに、将来的に6月だけでなく10月や12月も祝日が無くなると言われていますが、そのことについても触れていきたいと思います。
6月に祝日が無いのはなぜ?
6月に祝日が無いそもそもの理由は、「国民に影響を与えた出来事が6月には無い」ことです!
国民に影響を与えた出来事とは、例えば、先月だと5月3日日本国民のルールである「日本国憲法」が施行された日であり、その日を国民の祝日にしました。
4月29日の「昭和の日」は、昭和天皇の誕生日として昭和時代は「天皇誕生日」でしたが、平成に入ってからは「みどりの日」となり、後に現在の昭和の日となっています。
このように、6月は上記の天皇誕生日などのような皇室由来の出来事が存在せず、加えて夏の初めである6月は庶民の生活も農繁期であるため、おめでたい行事などが無く、祝日が無い月となっているのです、
6月は本当に何も無かったのか?
というと実はそうではありません!
6月にも国民に影響を与えた出来事がありました。
1993年(平成5年)に、当時皇太子さまだった天皇陛下と小和田雅子さん(現:皇后さま)の「結婚の儀」が6月9日にありました。
後の天皇陛下の結婚というおめでたい日だったので、この年のみ、6月9日が休日とされ、唯一6月に祝日があった月でもありました。
しかし翌年以降は従来通り6月に祝日が制定されておらず現在に至っています。
10月や12月も祝日が無くなる!?
元々6月は祝日が存在していませんが、祝日があった10月や12月も祝日が無くなると言われています。
10月と12月に何があったのか、解説していきます。
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10月の祝日「体育の日」
体育の日は、前回の東京オリンピック・パラリンピックが開催された1964年(昭和39年)の10月10日に開会式が行われたことを記念して「体育の日」が国民の祝日として制定されました。
体育の日は長年10月10日となっていましたが、2000年(平成12年)から「ハッピーマンデー制度」により、体育の日は「10月第2月曜日」に変更となりました。
その体育の日が消滅してしまうのではと言われています。
その理由は、2020年(令和2年)に2回目の東京オリンピック・パラリンピックが開催されることになり、開会式が「7月23日」になりました。
その影響で、体育の日が10月第2月曜日から7月23日に変更になるのではと言われていました。
当初は、東京オリンピックの開会式が行われる2020年のみ、7月23日が祝日の予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期されました。
そのため、1年遅れで開会式が行われた2021年(令和3年)7月23日も祝日となり、2年連続で7月23日が祝日となりました。
そして体育の日は「スポーツの日」と名称を改めることになり、今後も国民の祝日として存在し続けています。
スポーツの日(体育の日)が10月ではなかったのは2020年と2021年の2年間のみで、2022年(令和4年)からは従来通り「10月第2月曜日」となります。
10月から祝日が無くなる心配はないので、皆さん安心してください。
12月の祝日(天皇誕生日)
平成時代は、当時の天皇陛下だった上皇さまのお誕生日である12月23日が祝日となっていました。
しかし、代替わりしたことで、現在の天皇陛下のお誕生日である「2月23日」が祝日となっていることから、令和では12月23日は平日となっています。
12月はクリスマスなど世界的な行事がありますが、日本ではクリスマスは平日扱いなので、12月は祝日が無くなってしまいました。
現在は6月と12月が祝日が無い月ですね。
しかし12月は、暦上は祝日がありませんが、12月下旬から社会全体が年末年始休業に入ることから、この期間はゴールデンウイークのような休日期間として捉えられており、実質数日間の祝日があるような雰囲気となります。
なので12月は正式な祝日はありませんが、年末年始の影響で祝日があるような雰囲気になるということです。
まとめ
6月に祝日が無い理由は、国民に影響を与えた出来事が6月に存在しないことです。
また、10月の祝日「体育の日」は「スポーツの日」として今後も存在し、12月は天皇の代替わりによって天皇誕生日が2月に移動しましたが、年末年始の影響で祝日が無いイメージが薄れています。
今回は、6月に祝日が無い理由について解説していきました!
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