9月8日に崩御されたイギリスのエリザベス女王の国葬が、9月19日に行われました。
女王陛下のご冥福をお祈りいたします。
そして国葬といえば、日本でも安倍晋三元首相の国葬が9月27日に日本武道館で行われようとしていますが、その国葬に国民の多くが反対しています。
今回は、安倍元首相の国葬に反対する人がなぜ多いのか。
また、国葬に反対者が多い影響で岸田内閣の支持率が日に日に低下していますが、このまま支持率が下がり続けると、岸田首相は衆議院を解散するのではと噂になっているので、こちらについて解説していきます。
安倍元首相の国葬に反対する国民が多い理由は?
安倍元首相の国葬に反対する人が多い理由は、大きく分けて3つ。
・旧統一教会との関連
・高額な警備費
・安倍元首相や自民党議員への不信感
旧統一教会との関連
安倍元首相は、家族が旧統一教会の信者だった者に銃撃をされて命を落としましたが、元はと言えば、安倍元首相をはじめ、自民党議員の多くが、旧統一教会や教団の関連団体と関与をしたことが全ての始まりです。
岸田首相は改造内閣を行った際、「旧統一教会(及び関連団体)と関わりが無いことが確認された者のみを入閣させた」と述べていましたが、蓋を開けてみると、閣僚の中に旧統一教会の関連団体と親密に関与していた人がいたことが判明しました。
この時点で岸田首相は嘘をついていましたが、連日の報道で旧統一教会とは接点がないだろうと思っていた人まで関与の噂が出回っており、自民党は教団や関連団体への関与について有耶無耶にし、関係をハッキリさせないまま国葬を強行することに、国民は怒っています。
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高額な警備費
国葬の警備費は当初、約2.5億円と発表されていましたが、後日岸田首相は警備費を「約16億円」と公表しました。
国葬は国費で行われますが、国費の大半は「国民の税金」で賄われているので、自分達が死に物狂いで働いて収めた税金がたった一人の為に使われることに納得がいかないようです。
余談ですが、エリザベス女王の国葬の警備費は約13億円と言われているので、日本の元総理大臣が、英国の偉大な君主よりも手厚く葬られるという意味にも聞こえますよね。
それは正直どうなのでしょうね・・・
安倍元首相や自民党議員への不信感
国葬というのは、国民全員が個人を悼むことを目的として行われます。
イギリスのエリザベス女王や、前回の国葬が行われた昭和天皇の「大喪の礼(1989年)」が正当な国葬の例です。
安倍元首相も歴代首相の中で歴任最長記録などの功績がありますが、一方で「桜問題」や「森友・家計問題」、さらに現在の「旧統一教会問題」など数々の疑惑を遺してきました。
さらに言えば、「憲法改正」や「集団的自衛権の行使」など、日本国民の怒りや不満を噴火させるような政策などを行ってきているので、安倍元首相は、「本当に国葬を行うに値する人物なのか?」と疑問に思っている方が多いです。
百歩譲って安倍元首相が国葬を行うのに値する人物だったとしても、国会で議論や採決で決めれば国民も多少は納得したと思いますが、そんなこともしないで国葬を閣議決定した上に岸田首相がさらっと説明しただけなので、国民を逆撫でする結果になり反対者が増加しています。
国葬強行の黒幕は麻生太郎!
ただ政府は、最初から安倍元首相の国葬をしようと思っていたわけではありません。
元々政府は、政府と自民党による「合同葬」にしようと決めていました。
岸田首相は安倍元首相を手厚く葬ってあげたいという思いは強かったですが、国葬のように大規模でやろうとは考えていませんでした。
ところが、国葬強行へ猛プッシュしたのが、麻生副総裁でした!
麻生氏は国葬を行うよう岸田首相に3回も電話を掛けたらしく、遂には岸田首相に
「これは理屈じゃねえんだよ!」
と捲し立てたとのことです。
この電話の10分後に、岸田首相は安倍元首相の国葬を行うことを表明しました。
またしても麻生のせいか!
安倍元首相の国葬は、党の副総裁が立場が上の総裁を強迫するという前代未聞の荒業で決まりました。
国葬を行う説明は、岸田首相じゃなく麻生氏に聞けば良かったのではないでしょうか。
また、菅前首相は国葬で友人代表として答辞を読む予定ですが、菅氏も黒幕ではと噂になっています。
その理由は、岸田首相は菅氏に答辞を直訴する為に菅氏の議員事務所を訪れた際、警備費を公表したらどうかと提案されたそうです。
菅氏はただ言及しただけなので、黒幕ではありませんね。
内閣支持率急降下で衆議院解散の可能性も!
日に日に国葬反対の声が高まっており、その影響で内閣支持率もどんどん下がっています。
海外の要人の参列も決まっている中で、今更国葬を中止する勇気なんて政府にはあるとは考えられないですね。
残念ですが、我々国民は安倍元首相の国葬が終わるのをじっと待つしかありませんね。
しかし国葬が終われば、政府や自民党に対する風当たりは激しさを増すことでしょう。
10月3日には臨時国会が召集されますが、来年度の予算よりも旧統一教会問題や国葬強行について激しく議論されるのは間違いないので、岸田政権はさらに崖っぷちに追い込まれ、支持率も更に下がっていくと思います。
そうなると岸田首相は最後の手段として、「衆議院解散」を決断するのではないでしょうか。
岸田首相は支持率が下がったら衆議院を解散するようなことを官邸の関係者に述べていると言われています。
7月の参院選で勝利し、長くても3年後の2025年まで国政選挙が実施されないので、この3年間は岸田政権にとって緩やかな長旅になると見られていましたが、安倍元首相の犠牲をきっかけに、永田町では解散風が吹き始めているようです。
支持率急落に歯止めが効かないこの状況を打破する為、岸田首相は伝家の宝刀を抜くのか?
今後の動向に注目です!
まとめ
反対者が増加している安倍元首相の国葬強行は、麻生副総裁の強迫によって進められました!
また、国葬終了後の臨時国会で岸田首相が衆議院を解散する可能性も否定出来ません!
今回は、安倍元首相の国葬について解説していきました。
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