今年は青森ねぶた祭が、新型コロナウイルスの感染対策を徹底した上で3年ぶりに開催されました。
観客数やハネトの数を制限していた影響で本来とは寂しいねぶた祭りとなりましたが、戻ってきたねぶた祭りにファンは喜んでいると思います。
ところで、ねぶた祭りで黄色いベストとサンバイザーを着た人達を数多く見掛けますよね。
この人達は、ねぶた祭りの有料観客席のスタッフですが、ねぶた祭りをご覧になったことがある方々はご存知でしたでしょうか?
今回は、青森ねぶた祭の観覧席スタッフの仕事内容や給料、応募方法について紹介していきます!
最後まで楽しんでいってください!
青森ねぶた祭り『観覧席スタッフ』の仕事内容!
観覧席のスタッフは、事前に配属されたねぶたの運行コースのエリアで、有料観客席の設営や撤去作業に加え、接客も行います。
大きく分けて、「肉体労働」と「接客」の2つを行うことになります。
前半は、会場設営で、後半は接客となります。
有料観客席は「イス席」と「桟敷席」によって仕事内容が変わる!
ねぶた祭りの有料観客席は、「イス席」と「桟敷席」の2種類がありますが、担当する観客席によって仕事内容が異なってきます。
イス席と桟敷席の仕事内容について詳しく紹介していきます。
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イス席
イス席は、エリア毎に配置されている場所から毎回取り出して設置したり片付けたりするので、相当の体力を要します。
イス席の設置数は配属されたエリア毎に異なってきますが、イス席が多ければそれだけ、設置する数が多いです。
イス席の作業内容は
1:設置数の椅子を並べる
2:個人席の場合は、イスに透明のガムテープを貼り付け、「あ 1」など、チケットを持っている観客が分かり易いように書き込む
3:設営が終わったら、雑巾で席を全て拭く(出来れば水拭きで)
2の作業は初日の8月2日のみで、席の番号が書かれたガムテープは最終日の6日まで貼りっぱなしにし、6日の祭り終了後に全て剝がします。
桟敷席
桟敷席は事前に設置されているので、毎回出し入れするイス席よりは労力を使わないので、女性スタッフが担当することが多いです。
桟敷席の仕事内容は
1:桟敷席全体をほうきで掃く
2:担当エリアの桟敷席に木などがある場合は、殺虫剤などを撒く
イス席よりも作業が少ないですが、桟敷席は「土足禁止」なので、雨が降っていても「本部から土足の許可が下りないと靴を脱いで作業する」ことになるのが、桟敷席の大変なところです。
ここまでが、前半の作業です。
後半は接客と撤去作業
観覧席スタッフは、観客が持って来たチケットを確認し、半券を切る作業もあるので、接客もすることになります。
チケットの半券切りはイス席、桟敷席どちらでも行いますが、「個人席と団体席で仕事量が大きく変わります!」
個人席
個人席はその通り、一人一人チケットの半券を切ることになります。
ねぶた祭りにおける有料観客席の入場時間は17時からになっていますが(ただし、17時前に会場整備が整っていた場合は、その前に入場させることが可能)、ねぶたが始まる30分前になると、チケットを持った観客が雪崩れ込んでくるので、リアルタイムで対応出来ないことも珍しくありません。
また、ねぶた祭りのチケットを購入するとパンフレットが付いてきますが、コンビニで購入した場合は、現地で配布することになっているので、個人席を担当するスタッフは、お客さんが持って来たチケットの枚数だけパンフレットを配布することになります。
また、有料観客席の注意事項もお客さん毎に説明することになるので、個人席の数が多ければ多い程、作業量も多いです。
団体席
個人席に対して団体席は、旅行会社(もしくは、代表者の個人名義)でチケットを発行しているので、団体席の場合は「1団体につき1枚のみ」半券を切ります。
団体席のチケットは、ねぶた祭りを主催する「観光コンベンション協会(ねぶた祭り実行委員会)」だけでしか購入することが出来ないので、個人席のようにコンビニでチケットを購入した人にパンフレットを配布することはありません。
また、個人席はその都度説明する注意事項ですが、団体席は、添乗員など団体の責任者に注意事項を説明し、責任者からお客さんに注意事項を説明してもらうようにお願いするので、手間が省けます。
労働的には団体席の方が負担が少ないですが、来場する団体の中には、お弁当を注文している団体があり、お弁当の管理や食べ終わった後の容器の撤去もスタッフが行うことになります。
個人席も団体席も大変だということです。
祭り終了後は撤去作業とゴミ拾い
祭りが終わった後は、イス席はイスを撤去しますが、その後はゴミ拾いや、設営に使用する備品を管理することになります。
ねぶた祭りでは、ゴミはお客さんの方で持ち帰ってもらうルールになっていますが、どうしても持ち帰ることが難しい場合は、分別をすることを条件に、観覧席スタッフで処分することも可能です。
しかし、ゴミを持ち帰りたくないのか、必ずと言って良い程、ゴミをスタッフに渡す人が多発しています。
それは結構ですが、分別をしてくれていないお客さんも毎回多いのが、観覧席スタッフの悩みの種となっています。
観覧席スタッフの勤務時間は?
8月2日~6日まで開催されるねぶた祭りなので、観覧席スタッフはその期間勤務することになります。
観覧席スタッフの勤務時間は
8月2日:14:00~21:00
8月3日~6日:15:00~21:00
となりますが、終了時間はねぶたの運行状況によって変更することがありますが、必ずと言って良いほど21時を超えています。
2日だけ開始時間が早いのは、この日は初日なので作業することが多いことです。
また、8月7日は「昼ねぶた」が行われますが、こちらは後述する、申し込んだ企業によって異なります。
観覧席スタッフの給料は?
観覧席スタッフには、「一般スタッフ」と、担当するエリアの責任者である「リーダー」がおり、一般スタッフとリーダーで給料が変わってきます。
一般スタッフの給料は、「日当6000円」が5日間あるので、「合計30000円」です!
それに加えて、祭り期間中は、お弁当が出ます!
お弁当は、日によって変わってきますが、どんなお弁当が出るのかは、観覧席スタッフのお仕事をして確認してください。
2022年は、日当が7000円と従来よりも1000円上乗せされましたが、お弁当が出ませんでした。
このご時世だから仕方ないですね。
リーダーは、一般スタッフよりも少し日当が高いですが、作業の指示やスタッフの体調管理など仕事も増えるので、甘い気持ちでリーダーやりたいなんて思わないでください。
観覧席スタッフの応募方法は?
まず、観覧席スタッフに応募出来る対象年齢は、「16歳高校生以上」です。
ただし、高校生の場合は、学校から許可が出ないと出来ないようです。
以前は、18歳以上が対象で高校生は応募出来ませんでした。
観覧席スタッフに応募するには、「申し込み用紙を、AブロックかBブロックのどちらかの会社に持っていく」必要があります。
観覧席スタッフの募集要項は、毎年6月下旬にねぶた祭りのオフィシャルサイトで公開され、申し込み期間が始まります。(以前は7月1日開始だった)
申し込み用紙をねぶた祭りのオフィシャルサイトからコピーをすることで入手することが出来ます。(コピー機が無い人は、コンビニでコピーすることも可能)
以前は、観光コンベンション協会に申し込み用紙を取りに行くことが出来ましたが、現在はどうなっているのか不明です。
申し込み用紙に必要事項を記入し、顔写真を貼り付けたら、自分が申し込みたいブロックの会社を訪問することになります。
AブロックとBブロックで担当エリアが異なっており、詳しくは
Aブロック:県庁、市役所前など国道が中心。ねぶた祭りの人気観覧スポットが集中しているため、早い時期に定員に達し、募集が締め切られることがある。
Bブロック:本町など裏通りが中心で、ねぶた祭り直前でも募集していることがある。
となります。
どちらにするのかは、ご自身で決めてください。
会社を訪問したら、その場で面接をすることになります。
ここで気を付けてほしいのが、申し込み書を提出しに行く際は、事前に連絡してください。
たまにアポなしで訪れる人がいますが、常識的にやってはいけないことです。
まとめ
今回は、青森ねぶた祭の観覧席スタッフの仕事内容や給料、応募方法について紹介していきました!
最後までご覧になっていただきありがとうございました!
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