「ウタマロ石鹸」パワー・特徴・洗浄力 |

「ウタマロ石鹸」って、使われたことありますか？

「ウタマロ石鹸」とは

「ウタマロ石鹸」とは、部分汚れ落とし用の固形(液体もあり)洗濯石鹸です。

生活の中のがんこな汚れが落とせると、今、主婦の間で人気の石鹸です。

株式会社東邦という大阪にある会社が作っています。

前身は宮井産商という、京花紙(化粧紙)の販売をしていた会社が洗濯石鹸の販売に昭和32年に乗り出して生まれました。

バブル崩壊と紙販売の競争激化によって宮井産商株式会社は廃業してしまいますが、多くのお客様の「ウタマロ⽯けん」を廃番にしないで欲しいという声を背景に、東邦が「ウタマロ⽯けん」の製造から販売までを⼿がけるようになりました

洗濯機や液体洗剤の普及で、廃盤の危機に陥ったこともありましたが、今や年間1200万個も売り上げる、知る人ぞ知る人気の洗濯石鹸になっています。

「ウタマロ石鹸」の主成分

・純石鹸分(98% 脂肪酸ナトリウム)
・蛍光増白剤
・香料／着色料

　脂肪酸ナトリウムは一般の天然石鹸成分ですが、「蛍光増白剤」とはどんな成分なのでしょうか？

「蛍光増白剤」とは、市販の洗濯石鹸などにも混ぜられている添加物のひとつで、「白をよりくっきり際立たせる」効果があります。

汚れを洗い流した後に、洗濯物を白く輝いて見せます

白物の新品の衣服などには、製造時点で使用されていることもあり、使用して洗濯するうちに段々とその成分が落ちてきて、色がくすんできます。

そこで、ウタマロ石鹸で洗濯すると、再度蛍光増白剤がプラスされ、元の明るさを取り戻すことが出来る訳です。

残り2%は着色料で、緑色なのは、石鹸をこすり洗いした後に、石鹸をつけた部位のすすぎ残しをわかりやすくさせているそうです。

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「ウタマロ石鹸」での洗濯

●適した洗濯物

「ウタマロ石鹸」は上記ような成分の特徴から、適した洗濯物があります。

(1)白物の衣類

蛍光増白剤は白をより際立たせるので、白物のワイシャツや靴下など。

(2)泥や汗などで汚れた服

純石鹸成分は、油汚れを強力分解し、土や泥などの粒子汚れを包み込んで流しやすくしてくれる。

石鹸を塗って、モミ洗いした後、洗濯機で洗うと効果を発揮します。

●避けたほうがよい洗濯物

(1)色柄物の衣類

蛍光増白剤が作用するので、色落ちして、パステルカラーや黒物の衣服は白っぽくなってしまう。

(2)赤ちゃん関係の衣類

肌の敏感な赤ちゃん用の衣類は、蛍光増白剤は避けておいた方が無難。

※「ウタマロリキッド」という液体タイプのものは、蛍光増白剤がはいっていないので、安心して使える。

「ウタマロ石鹸」使用の際の注意点

襟まわりや袖まわりの頑固な皮脂汚れ洗いは別として、洗濯物に対して、部分的に洗う場合は、蛍光増白剤により、洗った部分の白さが浮き立って、ウタマロ石鹸の蛍光増白剤が付いていない部分が、シミのように見えてしまうことがあるようです。

全体にムラなく、ウタマロ石鹸で洗うならばよいのですが、部分的に洗うと、洗った部分だけの白さが浮き立ち、それ以外の部分との違いが目立ってしまう。

デリケートなシャツなどを部分洗いする場合は注意したほうがよいようです。

「ウタマロ石鹸」が強みを発揮できる汚れ

・皮脂汚れ

・泥、黒すみ汚れ

・食べこぼし汚れ

・化粧品、イングなどの汚れ

シャツの襟回りや袖回りの皮脂汚れ、運動靴などの泥、黒すみ汚れ、白物の運動着などの汗、泥汚れ。

「ウタマロ石鹸」をこすりつけ、部分もみあらいをして、すすぎを完全に行い、その後、通常の洗濯機などで洗うと抜群の効果を発揮する。

時間の経ってしまった汚れなどに対しては、もみ洗いをした後、ぬるま湯の中でしばらく、つけ置き、その後洗濯機で洗うと良いようです。

「ウタマロ石鹸」の便利な使い方

「ウタマロ石鹸」は、汚れにこすりつけて(塗りつけて)使うのが一般的使用法ですが、以下のような形で準備保存しておくと、使い勝手が良いです。

(1)1回で使い切るような小さなキューブ状(1cm～2cm)にカットし、梅干し用容器などにいれて保存しておく。使用の際は、必要な数だけ取り出して使う。

(2)野菜皮むき用のピーラーで、使用の都度、薄く削り、削った薄片を汚れの上に置いて、こすり洗いする。

(3)100円ショップなどで売っている”直塗りバタースティック”などの容器にはいるように、棒状にカットして容器に入れ、棒状容器に入れた石鹸を汚れ部にこすりつけて洗う。

※.いずれの場合も、「ウタマロ石鹸」が硬くて、カットしにくいときは、「ウタマロ石鹸」をラップに包んで、電子レンジ(500W)で20秒くらい温めるとカットしやすくなります。

(4)粉末状態にして、運動靴など、汚れた部分に振りかけて、歯ブラシなどでこすって洗う。

　粉末状態にするには、※のような方法で電子レンジで(500W)で2分くらい温め、(1)or(2)のような状態の「ウタマロ」を保存バッグに入れ、めん棒などで叩いて、粉々にする。

「ウタマロ石鹸」の評判

上履き洗いは子どもたちにやらせようと思いつつ、いいプロトコールができるまではと自分で洗い続けて早３年目。ようやく、早くて簡単なプロトコール完成！✨　ママ友に大評判のウタマロ石鹸は最強。来週からようやく、「全児童上履き洗浄システム」が稼働できそうです🐭 pic.twitter.com/OSnvlH4aTS

— Hiroko Bannai🐭🕊 (@hiroko_bannai) September 29, 2019

ウタマロ石鹸を世に示したのは神主の白い足袋を洗った効果ではなく、少年野球のユニフォームをウタマロ石鹸で洗ったらチームメイトの中で白さが目立ったからそうです！チーム全員の白さが評判になりバカ売れの切欠になりましたw#ウタマロ石鹸 pic.twitter.com/Y8SqSLoJtM

— 惣 (@souchn) March 10, 2018

1月19日（木）よる11時6分〜
【驚くほど汚れが落ちる！「ウタマロ」大ヒットの秘密】

発売から60年以上過ぎた洗濯石鹸が、なぜか今大ヒットしている。洗濯機と液体洗剤の普及で一時は製造中止の危機に陥った #ウタマロ。小さな会社が仕掛けた独自の販売戦略に迫る！#カンブリア宮殿 #石鹸 #洗濯 pic.twitter.com/xdoXTV3SSJ

— カンブリア宮殿 (@cambrian_palace) January 16, 2023