2024年9月23日に行われた立憲民主党の代表選(臨時党大会)が行われました。
野田佳彦元首相、枝野幸男前代表、泉健太代表、吉田はるみ候補の4名で行われた代表戦は、野田佳彦候補と枝野幸男候補の決選投票の末、野田佳彦候補が新代表に選出されました。
今回は、立憲民主党の新たな顔である代表に選出された野田佳彦氏について紹介していきます。
立憲民主党新代表『野田佳彦』氏のプロフィール!
出典元:https://cdp-japan.jp/member/3009
名前:野田佳彦(のだ・よしひこ)
生年月日:1957年(昭和32年)5月20日
出身地:千葉県船橋市
所属;立憲民主党
議員歴(地方):千葉県議会(2期 1987年、1991年)
国政議員歴:衆議院(9期)
選挙区:衆議院千葉4区
国政初当選:1993年
歴任:内閣総理大臣(第95代 2011年~2012年)、財務副大臣(鳩山内閣 2009年~2010年)、財務大臣(菅内閣 2010年~2011年)
野田佳彦氏の経歴
千葉県船橋市出身。
早稲田大学政治経済学部政治学科を卒業した1980年に、松下幸之助が設立した「松下政経塾」の1期生として入塾。
1985年に松下政経塾を卒業し、2年後の1987年に行われた千葉県議会議員選挙で当選し、政治家としてのキャリアをスタートさせました。
野田佳彦代表は、千葉県議会議員を2期務めました。
余談ですが、野田佳彦代表の弟である野田剛彦氏が、現在千葉県議会議員を務めています。(兄の野田佳彦代表と同じ立憲民主党所属)
国政進出
千葉県議会議員を務めていた野田佳彦代表は、1993年の衆院選(第40回)で日本新党から旧千葉1区から出馬・当選し、国会進出を果たしました。
野田佳彦代表が国政デビューを果たした1993年の衆院選は、内閣不信任決議案可決を受けて衆議院を解散した総選挙で、与党の自民党が得票数を最も獲得しましたが、議員数が過半数割れしたため、鳩山由紀夫氏や小沢一郎氏など自民党を離党し新党を結成した野党の議席が伸びた結果、自民党は国政第一党だったにも関わらず政権を失う結果となりました。
またこの衆院選では、後に総理大臣となる安倍晋三氏や岸田文雄氏などが国政デビューを果たしています。
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落選と国政返り咲き
デビューから3年後の1996年に行われた衆院選(第41回)では、新進党から出馬しました。
1996年の衆院選は、現在の「小選挙区比例代表並立制」が導入された選挙で選挙区が改変され、現在の「千葉4区」から出馬しました。
ところが、対抗していた自民党の候補者と僅か105票差で落選してしまいました。
野田佳彦代表はこの時初めて政治家として挫折を味わったのかもしれないですね。
落選後は新進党を離党し、1998年に結成された「民主党」に入党しました。
そして、2000年に行われた衆院選(第41回)で、同じく千葉4区から出馬し当選、国政返り咲きを果たしました。
ちなみに、野田佳彦代表は2000の衆院選を含め選挙区で8回連続当選中です。
千葉4区は野田王国となっていますね。
民主党政権誕生で閣僚に!
2009年8月に行われた衆院選(第45回)で鳩山由紀夫氏が率いる民主党が300議席を超える圧勝で自公政権から政権を奪い鳩山政権が誕生しました。
その鳩山政権では、野田佳彦代表は財務副大臣に任命されました。
鳩山政権は普天間基地の移転問題や鳩山首相と小沢幹事長(当時)の政治とカネの問題で1年も経たずに終わりを迎えました。
鳩山首相の後を受け継いで誕生した菅政権で野田佳彦代表は財務大臣に昇格し、初めて入閣を果たしました。
初入閣が重要ポストである財務大臣なのは、大蔵大臣を含めても異例でした。
民主党代表に選出 野田政権誕生!
出典元:https://www.kantei.go.jp/jp/rekidai/kakuryo/95-1.html
後を託したはずの菅政権も長くは続かす、2011年6月、菅首相は退陣表明し、同年8月29日に行われた民主党代表選で、海江田万里候補との決選投票の末、海江田候補を逆転して民主党代表に就任。
翌8月30日に衆参両院で行われた首班指名選挙において、第95代内閣総理大臣に任命され、野田政権が誕生しました。
3度の内閣改造の甲斐なく民主党政権終わる
総理大臣として日本のリーダーとなった野田佳彦代表でしたが、これまでの悪い流れは変えられず、3度の内閣改造を試みましたが効果は無く、2012年11月16日に衆議院を解散し、同年12月16日に行われた衆院選(第469回)では、安倍晋三総裁率いる自民党に大敗し政権を失いました。
この敗北を受けて野田佳彦代表は民主党代表を辞任し、期待を受けた民主党政権は僅か3年で終わりを迎えました。
野田佳彦代表はその後、2016年に蓮舫氏が代表となった民進党で幹事長を歴任と、党の信頼は厚い存在となっています。
野田佳彦新代表の役割は?
再び政権を奪還するべく立憲民主党の新代表に選出された野田佳彦氏がすべきことは、野党と連携する為にまとめあげることです。
2016年の参院選のように、野党が協力して選挙区に野党統一候補を擁立することが自公から政権を奪う方法に他なりません。
しかし、現在の野党は連携がバラバラな上に同じ野党の日本維新の会が台頭しています。
恐らく、日本維新の会は協力には否定的なので、共産党を上手く説得して協力を得られるかが鍵となってきます。
まとめ
今回は、立憲民主党の新しい代表に選出された野田佳彦氏について紹介していきました!
最後までご覧になっていただきありがとうございました!
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