2021年以来となる衆議院議員総選挙(以下:衆院選)が10月27日に投開票が行われました。
旧安倍派や二階派所属していた自民党議員の裏金問題が大きく響き、与党が過半数割れとなりました。
今回は、10月27日に投開票が行われた衆院選の結果について紹介していきます。
また、11月に開かれる予定の特別国会で、次期総理大臣を決める「首班指名選挙」で、総理大臣に選ばれるのは自民党の石破総裁か立憲民主党の野田代表のどちらかになることが確実視されていますが、今回の首班指名選挙はすんなり行かないようですね。
次期首相についても解説していきます。
衆院選2024の結果!
それでは早速、今回の衆院選の結果を紹介していきます!
結果について詳しくご覧になりたい方は、こちらで確認していただけるとありがたいです。
与党
自民党 191議席 -65議席 小選挙区:132議席 比例代表:59議席
公明党 24議席 -8議席 小選挙区:4議席 比例代表:20議席
合計 215議席 -73議席 小選挙区:136議席 比例代表:79議席
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野党
立憲民主党 148議席 +50議席 小選挙区:104議席 比例代表:44議席
日本維新の会 38議席 -5議席 小選挙区:23議席 比例代表:15議席
国民民主党 28議席 +21議席 小選挙区:11議席 比例代表:17議席
共産党 8議席 -2議席 小選挙区:1議席 比例代表:7議席
社民党 1議席 ±0議席 小選挙区:1議席 比例代表:0議席
参政党 3議席 +2議席 小選挙区:0議席 比例代表:3議席
れいわ新撰組 9議席 +6議席 小選挙区:0議席 比例代表:9議席
無所属・諸派 15議席 +1議席 小選挙区:13議席 比例代表:2議席
合計 250議席 +73議席 小選挙区:153議席 比例代表:97議席
裏金議員の結果は?
政治資金収支報告書に不記載があった所謂「裏金議員」。
自民党から公認を得られなかったり、公認を得られたとしても比例代表と重複立候補が認められなかったりと、極めて厳しい選挙戦になりました。
裏金議員は今回の衆院選で46名が立候補し、そのうち18名が当選し、残りの28名が落選しました。
落選議員の中には、下村博文元文部科学大臣や、参議院から鞍替え出馬した丸川珠代元五輪担当大臣などの閣僚経験者が相次いで落選しました。
一方、党員資格停止処分など重い処分を受けた、西村康稔氏、羽生田光一氏、平沢勝栄氏、世耕弘成氏などは無所属で厳しい選挙戦を戦いましたが当選し国政に戻ってきました。
そして衆院選後、今回当選を果たした上記の4名を加えた6名が、自民会派に入ることが分かりました。(自民党への入党ではない)
石破首相は、裏金議員が当選した場合、追加公認をすると解散直前に行われた党首討論で公言していたので、事実上の追加公認となったのではないでしょうか。
次期首相は石破総裁?野田代表?
衆院選後に総理大臣を決める首班指名選挙が行われる特別国会が、11月11日に召集される見通しとなっていますが、少数与党となった自公政権が継続するのか、与党を過半数割れに追い込んだ立憲民主党を中心とした野党が政権を奪還するかが注目されています。
首班指名選挙では、自民党の石破総裁と立憲民主党の野田代表の一騎打ちになるのは確実になっています。
首班指名選挙は、自民党の総裁選や立憲民主党の代表選と同じく、1回目の投票で総理大臣に指名された候補者が過半数(233票)に届かない場合、上位2名による「決選投票」となります。
そして決選投票で過半数などに関係なく、多数を取った候補が総理大臣に指名されます。
与党は、自民、公明合わせて石破総裁に215票入る見込みとなっています。
問題は野党ですね。
野党の動きは次のようになっています。
国民民主党:玉木代表に投票
日本維新の会:馬場代表に投票?
共産党:野田代表に投票
れいわ:条件付きで野田代表に投票
※現在判明している投票先です。
国民民主党と日本維新の会は野党連立に消極的!
国民民主党は立憲民主党との連立には消極的で、同じく日本維新の会も連立には参加しない模様ですね。
日本維新の会は衆院選の敗戦で馬場代表を辞任させる動きを見せていると言われているので、連立どころではなさそうです。
今回を含め、衆院選3回以内に政権を奪取する目標を立てている日本維新の会にとっては痛恨の敗戦ですね。
また、れいわ新撰組ですが、山本太郎代表は「最低でも消費税5%に減税するなら野田代表に投票する」という条件を叩きつけています。
消費税ゼロを公約に掲げているれいわですが、消費税を減税する路線は変えていないみたいですね。
鍵を握るのは国民民主党?
衆院選から話題の中心になっている国民民主党ですが、公約に掲げている「手取りを増やす」政策を何が何でも実現させたいようですね。
現在、所得税が課税される年収額が103万円となっている所謂「103万円の壁」を、178万円まで引き上げ所得を増やすという国民民主党の政策。
たしかに、課税対象となる年収額を引き上げれば微量ではありますが所得が増えるかもしれませんね。
しかし皆さん、よくよく思い返してみてください。
国民民主党は元々、以下のような政策を掲げていました。
・物価高対策として国民一律10万円給付
・消費税5%まで引き下げ
消費税を5%まで引き下げるのは今回の衆院選でも公約に入っていましたね。
ただ本来の公約が後回しにされて103万円の壁だけ独り歩きしているように思えます。
国民のほとんどはこのように思っているのではないでしょうか。
消費税や所得税、法人税などの各種税を5%まで引き下げれば、その分所得は増えて、減税されたことで消費も回るのではないか。
国民民主党には、103万円の壁よりも消費税減税を優先して訴えていってほしいですね。
まとめ
今回は、衆院選の結果や、首班指名選挙で選ばれるのは石破総裁か野田代表のどちらかについて解説していきました。
次の首相は誰になるのか。
今後も政局から目が離せません。
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