米の価格が高騰している理由は?値下がりする目処は立っている?

2024年の夏は大阪を中心に米の品薄が起こり、令和の米騒動と呼ばれました。

秋に入り新米のシーズンを迎え、米の品薄は解消されましたが、今度は全国で米の価格が値上がりしています!

一難去ってまた一難なっている2024年の米穀市場ですが、ここまで米の価格が跳ね上がっているのは一体なぜなのでしょうか?

今回は、全国的に米の価格が高騰している理由について解説していきます。

また、値上がりしている米の価格が値下がりする目処が立っているのか。

こちらについても触れていきたいと思います。

米の価格が高騰している理由は?

新米のシーズンになってから、スーパーの店頭に並んでいる米の価格が、5kgあたり3500円~4000円、10kgあたり6500円~7000円となっており、平年の約1.5倍~2倍の価格となっています。(ただし、品種により価格は変動する)

これまで安価で購入出来ていたお米が突然手が出しにくくなってしまい、いつも朝食はお米だったけど、パンに変更したという家庭も少なくないのではないのでしょうか?

ではどうして、米の価格が跳ね上がっているのでしょうか?

その理由は、大手業者が米を買い占めているからです!

特に飲食店チェーン店などの大手企業の業者は米が必需品なので、米が無ければ商売になりません。

仕方がないとはいえ、業者が米を買い占めているのが、米の価格が跳ね上がった最大の理由です。

業者が米を買い占めている背景には、やはり今夏の米の品薄が大きく影響しています。

昨年2023年は記録的な猛暑の影響で米の生産量が減少しています。

米の価格が上がったことで米農家にとってはその分利益が増えますが、消費量が減ってしまうことが懸念されるので、複雑な心境の米農家さんも少なくないようです。

ある米農家さんは、「今年は米バブルだ!」と述べていますが、まさしくその通りですね!

米が値下がりする目処は立っている?

米の価格ですが、少なくとも、年内いっぱいは米の価格が高止まりする見込みです。

2024年も残り1ヶ月半ですが、年内は辛抱しなければいけませんね。

ただ、2025年度は米の生産量などが2023年度以前の水準まで増える見込みというデータがあるので、2025年度の新米シーズンになる頃には、価格が値下がりし以前のような水準に戻るかもしれないですね。

政府の備蓄米を放出する可能性は?

ただ、生産量が増えると言っても、新米シーズンは9月~10月頃なので、来年2025年8月頃までは米の価格の高止まりが続く可能性があります。

それまでは家計を圧迫することになりますよね。

ところで、米の品薄で騒がれていた時に、政府の備蓄米を放出するニュースが流れていましたよね?

米が品薄になっていた大阪を中心に政府に備蓄米の放出を要請していましたが、当時の農林水産大臣が放出するかどうか議論するのに数ヶ月掛かると言って結局放出しなかったですよね。

いくらなんでも酷いです・・

そこで提案なんですけど、政府が管理している備蓄米を、3月~4月頃に全国に放出して、出回っている米の3~4割程度の価格に設定して売れば良いかなと思いました。

古いお米でも、きちんと精米していれば美味しく食べることが出来るので。

ただ、もし備蓄米を放出してしまったら、今度は政府が米を買い占めて新米シーズンに価格が高止まりしてしまうリスクもあります。

困りましたね・・

石破首相は農林水産大臣を歴任した経験もあるので、米や農作物の知識も豊富だと思います。

米の高止まりを解消するために動いてほしいですね。

まとめ

・米が高騰している理由は、米の品薄の影響で大手業者が買い占めているから。

・米が値下がりする目処は現時点で立っていないが、2025年秋以降は米が値下がりする可能性がある。

今回は、米の価格が高騰している理由と、米の価格が値下がりする目処が立っているかについて解説していきました。

日本人の主食であるお米を、私達の食卓に取り戻しましょう!

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